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「Aちゃん
あそこのお客様にコーヒーの
おかわり持ってってあげて」
店長が指した窓際の席には
タバコを吸いながら読書に耽る男性が1人
『こちらお下げしちゃいますね
おかわりここ置いときます。』
「...ねえ。」
『はい、なんでしょう?』
「これさ...俺何杯目だっけ?」
うーん、まずいな
全く思い出せない。
試されてる?これって試されてるのか?
「ふふっ、そんな深刻な顔しないで
さっきもお姉さん持ってきてくれてた気がしたから 覚えてるかなーって思って聞いただけなの。」
俺も忘れちゃったからさ、ははっ
なんてふにゃと笑う彼を横目にほっと胸をなでおろした
どうやらコーヒーを3杯飲み終わるまでの時間が
ここに滞在するタイムリミット代わりらしい
『ごめんなさい店長に聞いてきますね』
「ああ、いいのいいの
そこまで重要な事じゃないからさ。
逆にごめんね?なんか気使わせちゃって」
そう言って彼はまた本に目線を戻した
なんだか変わった本だな。
演劇の人が使うような...台本?みたい
あんまりじろじろ見るのもあれだから戻らなきゃ
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はなちゃん(プロフ) - 嬉しすぎるお言葉ありがとうございます(;_;)是非中村さんちの倫也くんの声で脳内再生してみてください…!!!良かったらこれからも見てってください〜!! (2020年6月21日 20時) (レス) id: 8e7ec35261 (このIDを非表示/違反報告)
sho.kano0129(プロフ) - キュンキュンで胸が痛いです!! "俺に溺れてよ"とか言われてみたい!! (2020年6月21日 18時) (レス) id: 9f4af29832 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はなちゃん | 作成日時:2020年6月7日 3時