アイナナ小ネタ詰め (ページ14)

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___千side___

｢大和くん｣
｢……なんすか｣

今日はIDOLiSH7と共演だった。僕が大和くんの肩をぽん、と叩き彼を呼ぶと大和くんはあからさまに顔を顰める。

｢今日この後なにもないだろ？ウチおいでよ｣

｢……嫌です。お断りします｣

案の定断られた。大和くんの後でIDOLiSH7のメンバー達が大和さん！？と驚いているのが見えた。
そりゃそうか。いつものこととはいえ先輩である僕の誘いを断るのは大和くんくらいだから。

でも今日は彼女(・・)の頼みだから引く訳にはいかない。

｢お断りをお断りするよ。……アキの頼みなんだ、頼むよ｣
｢…秋葉が？………ちっ、今日だけだかんな｣
｢恩に着るよ。さぁ、行こうか｣

僕は大和くんの手を掴んで歩き出した。

___no side___

一方残った百とIDOLiSH7はというと……。

｢ヤマさんが、着いて行った……めずらしい｣
｢アキハ、って誰なんでしょうね｣

皆口々に疑問を口にしている。大和が千に大人しく着いていく、ということは本当に珍しいことなのだ。

｢ん？みんな、アキちゃん知らないの？｣
｢ももりん、知ってんのか？｣
｢こら環くん……！｣

環の失礼極まりない言葉遣いと呼び方はいつものこと。百は特に気にする様子もなく口を開いた。

｢アキちゃんはね、千の奥さんだよ。あと俺の幼なじみ！｣
『！？』

｢千さん結婚してたんですか！？｣
｢え、でも何で大和さん……｣
｢えーっと、アキちゃんは___

____大和の妹なんだ｣

『え！？』