今日:11 hit、昨日:7 hit、合計:5,915 hit
小｜中｜大
･ ページ12
｢さぁ、お次は今回の目玉商品！美しい赤髪を持つ少年です！1000万から！｣
パッと中央を照らすライト。
そこにペタリと座る少年は怯えたように辺りを見回していた。
薄汚れていても尚美しい輝きを放つその赤髪は整えられることなく乱れている。
少年が身につけている布のようなものの隙間から見える痛々しい生傷と所々に散らされた鬱血痕が、少年が今までどんな扱いを受けてきたかを如実に表している。
2000万、3000万とどんどん上がっていく額に少年の顔は泣き出しそうに歪む。
あぁ、ほんとに。
｢胸糞悪ぃ…………万理！｣
｢了解。________________5億円！｣
グン、と跳ね上がった額に会場がザワつく。
｢他にいらっしゃいますか？……それでは赤髪の少年、5億円で落札！｣
さて、迎えに行こうか。
俺の家族になるやつを。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 8人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アイナナはこおし - ８番めっちゃ続き気になる！ (2020年5月3日 2時) (
レス) id: 3d2c97c996 (このIDを非表示/違反報告)
兎 - オリキャラ多くないですか？ (2018年2月4日 11時) (レス) id: 8632d56fb1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あね | 作成日時：2016年11月22日 17時
