全日本の深津弟は人見知りな遅咲き選手

おー！ ページ25

第三者視点

突然清水、福澤と話していた凛を連れ去って行った西田にその場にいた全員が唖然とした反面…

福澤｢お、やっと気づいたか？｣

とニヤリと笑う福澤と清水。

傍から見ていた石川、柳田、他多数。

その場にいたみんながこっそり様子を見に体育館出たとこに隠れて様子を伺う

山内｢あれ、西田はまだ気づいてない？｣

高橋｢え、てゆかどういうことになってるんすか？｣

高橋の言葉に嘘だろ？此奴も気づいてないの？と言わんばかりの視線が注がれるが

柳田｢まあ健太郎だからな｣

福澤｢たしかに。｣

石川｢あ、凛が有志のジャージの裾を掴んだ。なんかもうたまに思うけど凛ってあざといよね｣

柳田｢あれ、素でやるからタチ悪い。それより凛から言うとは｣

微かに聞こえた


『……ゆ、有志くんは……その…僕のこと恋愛感情として……す、好きなの？』


清水｢ヤバい。好きな子にあんなん言われたら俺……｣

福澤｢てか凛があんな表情に出てんのも初めて見た｣

関田｢それほどまでに恥ずかしいんでしょうね。可愛いやつ｣


そこでやっと気づいた西田と高橋に小さくおせーよとツッコむみんな。


柳田｢おーあれまたファンに騒がれるやつ…｣

福澤｢あいつらの場合ほぼ公認だろ？Twitterでなんかたまにコメントみるし｣

石川｢あ、それ俺のとこにも来ます。ツーショット載せたら｣

柳田｢まあその辺は心配ないけど、凛的には大変かもしんないね｣

とりあえずあの二人に気づかれないうちに戻ろうぜとなるものの



西田｢あー！！なんでみんないるんすか！！｣

凛｢……そりゃ有志くんあんな派手に連れてくるから…｣

と言うと、ドヤ顔した西田が僕の手を引き

西田｢これで正真正銘俺のっスから口説かないでくださいっすよ！｣

凛｢……いや、有志くん僕口説かれたことは無いよ？｣

西田｢いつどこで狙って来るかわかんないだろ｣


ムキになる西田に、皆は笑い

柳田｢全員有志が凛のこと好きなの気づいてたから｣

石川｢うんうん。それに凛は仲間であってそういう目で見てないから安心して｣

みんな知ってたという事実に凛は耳が赤くなり、西田に限っては林檎のように真っ赤だ。



福澤｢ほんと19歳コンビ可愛いな｣

清水｢だな。まあ無事に付き合った事だし、今まで以上に阿吽の呼吸みたくいいコンビプレイ見せろよ｣


凛/西田｢｢はい！｣｣

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