全日本の深津弟は人見知りな遅咲き選手

芝生と健太郎と雲 ページ18

昼間の休憩中、練習してる体育館近くの芝生が広がる中庭で仰向けで寝ていると

凛｢……あ｣

ウサギみたいな雲だ…可愛い…

と可愛い形の雲を見つけた時に僕の目の前に健太郎くん。
気持ち良さそうだなと健太郎は僕の横に寝転んだ

凛｢健太郎くんウサギの形した雲！｣

僕は指さして健太郎くんに言えば、見つけた健太郎の目は輝いた

高橋｢すげーな！可愛いな！｣

凛｢ですよね！…そういえば昔、雲ってふわふわして綿菓子みたいなのが浮かんでるのかと思ってたんですが、あれが大気中にかたまって浮かぶ水滴または氷の粒だと知ったときなんかシュンとしたの覚えてます。ちなみに雲を作る水滴や氷晶の1つ1つの粒を雲粒。また地上が雲に覆われているとそれは霧となるみたいですよ｣

高橋｢え、あれ水滴とか氷の粒?!｣

凛｢そうみたいですよ！｣

高橋｢凛って物知りだな！｣

凛｢そうですか？｣

高橋｢おう！よし！俺みんなに行ってこよ！｣

と起き上がって走って行ってしまった健太郎くん。

多分大体は知ってるんじゃないかな。

体育館に戻ると健太郎くんは、僕に聞いた事だと言いながら言って回ってて
有志くんは雲粒や霧が実は雲なんだと驚いてて

柳田｢なんか健太郎がドヤ顔してる。にしてもなんで雲の話になったの？｣

凛｢あ、さっき芝生に寝転んでたら、ウサギの形の雲を見つけて、そこにきた健太郎くんに、昔は雲は綿菓子みたいな触れてふわふわしたものだと思ってたって話をした流れで……｣

柳田｢へー！にしてもウサギの形の雲なんてあったんだ｣

凛はスマホで撮った写真を見せると、可愛いねと笑うマサくん。


するとなんか通知がきて、タグ付けされましたときたインスタを見ると祐希くんが僕と健太郎が寝てるのを離れた位置から撮っていたみたい

凛は祐希くんを見ると僕を見て珍しい組み合わせでしょと言われて、確かに2人で絡むことはあまりないもんなと思いながら、その写真を送って欲しいと頼むと送ってくれた。


ちなみにインスタは僕は見る専だけど、仲間が僕の写真タグ付けでやたら載せるからタグ付け通知がすごい来る


マサくんはドヤ顔して話す健太郎をムービーで撮ってストーリーにあげてて今僕が話した内容とともに


その後有志くんに凛すごいな物知りだと言われたけど、確か授業で習わなかったっけと思いながら、練習再開の声に返事を返した

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