【立海】日々、晴天なり。 3 (ページ5)

今日:4 hit、昨日:36 hit、合計:281,620 hit

日常、乾汁の謎を追え。ページ5

はい、ドリンク配達員の櫻木Aです。
…うん、まあ、ご想像の通り、

貴「四天宝寺のみなさんドリンクですさよならー」
遠「あ、立海のねーちゃんや！」

なんだろう、毎度引きとめられるのね。これどうしてなのかしら。ところで君は私になんの用だい豹柄ボーイ？

遠「なあなあ、今日はコシマエ来とらんの？」

と言われてもね金ちゃん、そう毎度毎度リョーマ連れてくるわけないでしょー。

越「俺がどうかしたの？」
貴「なんでいる」

来てたよおい。なんでだお前。
ひょっこりワゴンの向こうから顔を出したリョーマ。涼しい顔でこっちに来て、

越「乾汁の実験台にされそうだったから、逃げて来たんス。多分A先輩四天宝寺のとこにいるんだろうなって思ったし」

…イヌイジル？

貴「なにそれ？」

って、なんでみんな固まってるの？もしかして知らないの私だけ？

白「知らへんの？ Aちゃん。自分とこにもデータマンおるやろ？」
貴「そりゃまあ、いるけど…」

データマン柳が。でも、そんなの聞いたことも無いよ？

財「知らへんことの方が幸せやないんスか？」
謙「…あれは悪夢やからな…」

あ、言い忘れてた。あのね、この人忍足謙也さん。浪速のスピードスター。
…うん、それだけ。朝、金ちゃんのたこ焼き崩落事故の時、なんだかんだで仲良くなったの。
なんか氷帝にも忍足さんがいるらしいのね。未だに警戒心むき出しにされてるけど。
というか、

貴「なにそれ…なんか怖い」
越「怖いではすまないっスよ。あれを倒せるのは不二先輩か、おたくの魔王様だけっス」

…魔王コンビ。

白「魔王って…笑えへんで越前クン」
財「こればっかりは同意するっスわ…」

………乾汁。なんだかわからんがとてつもない物なんだろうということは想像がついた。
…データマン柳に聞いてみよっと。

貴「ところで！手足その他諸々になんか違和感あるとかそんな奴いない？」

とりあえずこれからは、回る度にこれ聞いていくことにする。

財「？なんでA先輩がそんなこと聞くんスか？」
越「この人、怪我の手当てとか上手いっスよ」

リョーマが青学でのことを端折り気味に話す。感心されたわ。あら嬉しい。

貴「無理はするなよ、絶対。ちょっとでも手塚部長の二の舞を踏んでみろ、一本背負いだからな」
謙「余計悪いわ！」

だから、されたくなければ早う申すべしじゃ。柔道黒帯なめんなよ。

白「柔道もできるんか…」
貴「そゆことっす。じゃーね、またお昼」

はい、次ー。