【立海】日々、晴天なり。 3 (ページ3)

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日常、食事も大騒動。ページ3

で、不二さんの仲介でマムシ君の自己紹介でした。はい。

？？「海堂薫…」
不「こら、もう一言くらい…」
貴「薫！？」
海「…なんだよ」

まあどいつもこいつも始めは生意気な後輩ね。こいつの場合なんか最後まで生意気そうだけど。

貴「いや、父親の名前と同じなだけです気にしないで。櫻木Aです」

不二さんの笑顔(という名の威圧)による自己紹介だったから、物凄く不満げな海堂君。…だから私もとっとと立ち去るが吉である。
フルーツのお皿を持ってとっとと。…個性的やなあ、青学。海堂君に会う前に、猫さんこと菊丸にも自己紹介してもらったけど。…動物園かあの学校は。

丸「お、イチゴもーらいっ！」
貴「あー！返せ私のイチゴっ！」

掻っ攫われました畜生。つかお前あんだけショートケーキ食べてまだイチゴ食うの？

幸「あはは、じゃ、俺のあげるよ」
貴「あ、どうも…」

なんか貰った。わーい。
…いや別にそこまでってわけじゃないんだけど。…って、

貴「……まだ食うの？」

儚げに微笑む精市すらその量。つか、あのリョーマですらあの量。…胃袋四次元だったりしないよね？

財「…あ、A先輩……はよっす」
貴「あ、おはよう光。…眠そうね」

ものすっご眠そうね。

財「…あの部屋やとそんな眠れへんっスわ」

あ、うん、成る程、四天宝寺だもんね。だろうね。うん。色々すごいだろうね。

貴「ご苦労様です、倒れんなよ？」

とはいえこれ以外に私にかける言葉はあるだろうか。手持ちの言葉はこれだけよ私。
…光の動作がものすご鈍い。そのくせ料理はばっちりキープってすげえなおい。
…なんというか、

貴「朝食風景だけで、こんなに個性的とはね…」

慣れてきたと思ったらそんなの大間違い。朝っぱらからこんな大騒ぎとかほんと、身体もつかしら。これからが本番だってのに。
…考えるだけで疲れてきたんだけど、大丈夫か私。

貴「…とりあえず、座ろう」

立海のテーブル、定位置に座って、今度はフルーツ片手に観察。
遠山君がたこ焼き積み上げて、それが崩落して大騒動になったり、小春さんともう1人のあのカップルが夫婦(？)漫才繰り広げたり…って殆ど四天宝寺やんか。

貴「光が寝られないのも…当然の成り行き……かもな…」

そういう結論に至りましたとさ。
…うん、光、健闘を祈るわ。