【立海】日々、晴天なり。 3 (ページ17)

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日常、もう明らかに非日常。ページ17

はいはーい、二階なうでございます。
RPG的にはあれよ、マップが更新されました、って感じ。

丸「階段が階段じゃなかったよぃ…」
真「あれしきのことで音を上げるとは、たるんどる！」

えー、説明しますと…階段がね、ところどころ抜けてたわけよ。で、まるでサバイバルゲームみたいな様相を呈しまして。いやー、3段纏めて抜けてるのが5、6箇所くらいあるだけで、あんな体育会系ゲームみたくなるのね。
キラキラスマイルをまったく崩さず華麗なフットワークで舞い踊るように突破された天使こと魔王こと精市、すごくスタイリッシュにスマートに、そしていわゆる紳士的にクリアされた柳生さん、なんかもう滲み出た熱気が陽炎作るんじゃねってくらいの気合いで駆け抜けた真田副部長。あ、こいつら規格外ね。

切「幸村部長も…真田副部長も…柳生先輩も…A先輩も…どうなってるんすか……」

ぜえはあと荒い息、バテバテの赤也。これが普通の反応。
私？私は、身の軽さだけは自信がありますから。ええ。

桑「確かに、全身を使ったな」

流石は四つの肺を持つ男、苦戦はしてもバテません。

柳「ふむ、いいデータが取れた」

データマン柳はねえ……なんか動きが物凄く洗練されてた。なんだろ、最大限に無駄というものを削ぎ落とした、っての？

仁「プピーナ」

こいつはねえ、謎。なんかいつの間にか突破してた。なにしたんだろ。

貴「帰りは手摺でも滑る？」
幸「それ、楽しそうだね！」

今のはツッコんでほしかったな。久しぶりにボケてみたんだけど。ノられるとは思わなかったよ。そっか相手は精市だもんね。常識通用するわけないようんうん。

丸「それはそうと、この機械音がなんなのかを調べるんだろぃ？」

バテてたはずなのに立ち直りが驚きの速さってのはやっぱりこいつもぶっ飛んでるんだなーとか色々思うけどこれ以上は長くなるからとりあえず以下略でその通りよ丸井！

柳「ふむ…だが、随分距離的には近くなったな」
真「うむ。だが、まだ…む？」
貴「止まっちゃったね…」

何故じゃ。

？？「ぬどりゃーーーー！！バーーーニーーーング！！」

…え？
………へ？

仁「プリっ」

流石の詐欺師もこれにはびっくりですかそうですかですよねー。

幸「あ、確か青学の！」

動じない魔王様。すげえこいつ。