もしも君のための世界なら (ページ3)

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社会人/桃/飲み会/愉快な仲間たちページ3

「いやぁ知念くんみたいな可愛い子がねぇ〜」
「嬉しいよそんな子が入ってきてくれてねぇ」

両サイドに課長と部長を構えていわゆる
『上司ノオ気ニ入リ』
ってやつになっちゃった僕は
諦め半分でお酒を飲み勧めていて。

まぁ、結構飲んだな〜って
自覚ができるギリギリのところまで。

「えぇ、部長こっちで飲みましょうよ〜」
「課長もいらっしゃってくださいって」

ちょうどいいタイミングでよく話しかけてくる
普段は面倒臭い女の子たちに助けられ
(決まってないウインクをもらった)
いつもの同期のところへ抜け出した。

「大ちゃんの彼女めっちゃかわいいんだけど」
「やばぁ、スタイルめっちゃいいじゃん」
「うるせぇニヤニヤすんな、いのちゃん」

高校の先輩のいのちゃんと大貴、
同級生の涼介、
部署違いのゆーてぃ、の6人でいると、
高校の集まりなんだけど。
まぁそれはおいておいて。

『大貴の彼女って、あぁ、あの子』
「ちょ、知念言うなよ」
『言わないよ大貴と違って馬鹿じゃないんだから』

そうそう、こんなのが僕にはちょうどいい。

〆