私は別に不幸でもいい (ページ1)

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四十八話ページ1

その部隊を知った次の日大嫌いで死んで欲しい相手

佐々木に会いに行った彼奴は今はポートマフィアの科学者として働いている

あんな奴が生きてるなんて…そう思うが首領の選択だ
従うしかない私の忠誠はあくまでポートマフィアに

敦くんは別だが

実験室のドアをノックする
「朝早くから誰かなぁ〜入ってどーぞ」
間延びした返事が聞こえる腹立たしい

「失礼する」
そう言いつつドアを開ける
私は此奴の上司だ強気にでてもなんら問題がない

「おや、珍しい Aちゃんじゃないですか」

「馴れ馴れしく呼ぶな立場は私の方が上だ」

佐々木は少し驚いた顔をしてからにやけた
「ふふっそうでしたねAサン」
敬意もクソもないがまぁいい
「佐々木お前に少々聞きたいことがあってだな
ここに来たのだがいいか？」

「おやそれは長くなる話ですかな？」

「知っているか知っていないかどちらかによる」

「ふぅんなんですかな？場合によってはお茶を入れねば」

「いやそれはいいお前の淹れた茶なんぞ飲めん怪しすぎる」
「話を戻すぞ人体改造をした最強の異能力者集団というものを知らないか？」

「……知っていますよ話だけですけどね
というか僕があなたを人体改造路線にしたのはその話を聞いてからですねなんせきつい改造をするので１ヶ月に1度のメンテナンスが必要だそうですが」

「なるほどな私の体をそこまでいじらなかったのは」

「はいそういうことです。メンテナンスが必要ない程度に強くできるラインというものを攻めたかったので」
「やろうと思えばできるのか？人体改造」

「できますがどうして？」
「強くなりたいんだすこし考えるよ」

そう言い私は佐々木に背を向けた

「やめといた方がいいですよ」
その言葉を背に受けながらドアの隙間を通り抜けた