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いつものアラームで目を覚ますと、カーテンの隙間からうっすらと光が差し込んでいた
時刻は7:00で、CMの撮影は14:00から、私の入りは10:00の予定だ
いつも通り身支度をするが、スーツはお気に入りでいつもより良いものを選んだ
ヘアセットは清楚なストレートで、メイクは薄くなく濃くもないちょうどいい具合にできた
今日の仕事は同じ会社の人がいないから「なんか気合い入れてない?」と思われることもないだろう
撮影現場に到着し、ドアの前で一呼吸整えるための深呼吸をする
いつもよりやっぱり緊張してしまって、なかなか入れず、深呼吸を繰り返してしまう
次の深呼吸をしたら入ろうと決め、息を吸うと吐き出す前に「おはようございます」と聞きなれた声に話しかけられた
びっくりが大きくて、吸った息を吐きだせずにむせてしまう
梅原「大丈夫ですか、?笑」
半笑いで心配してくれる梅原さん
梅原「深呼吸たくさんしてましたけど緊張ですか?」
『えまっ、いつからそこにいられました、、?』
もしかしてと思い尋ねると、「俺が来た時から深呼吸7回くらいしてました笑」とにこにこで言われる
はずかしい、、と思いながら顔を半分隠す
梅原「一緒に入りましょ」
そういわれ梅原さんの方を見ると手を差し伸べてくれていた
本物の王子様だ、、と思いながら手をおそるおそる差し出すと、梅原さんは私の手を取りながらドアを開けてくれた
現場に入るだけなのになぜ手を取る必要があるんだろうと、ふと冷静になったが、ドアを開けるとスタジオにつながる少し急な下がり階段があった
だから手を貸してくれてるんだ、、、と納得する
梅原「ここの階段普通に危ないんですよね」
気を付けてくださいと言いながら私のスピードに合わせて歩いてくれる
10段ほど下がるともう一枚ドアがあって、そのドアを開けるとそこはスタジオで、別世界だった
私が想像していた世界観がそこにはあって、初めてのプロデュースだったが、こんなにも現実になることがうれしいんだと感動した
梅原「すごいセットですね、頑張ります」
ではまた後でと梅原さんは奥の楽屋やメイクルームがある方へ歩いて行った
まだ始まったばかりの今日の仕事なのに既に感動や達成感が少しずつ出てきていた
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のるのら(プロフ) - あかねさん» わあ〜!ありがとうございます!嬉しいです😭🙏無理せず更新してって下さい〜🥰🙌 (2023年2月9日 20時) (レス) id: 255e9f325b (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - のるのらさん» ありがとうございます!無表情ちゃん好きで読んでました😊♡ 片手間に更新がんばります😢❕ (2023年2月9日 19時) (レス) id: 98165fe45e (このIDを非表示/違反報告)
のるのら(プロフ) - 梅ちゃんの夢小説を主に書いてるものです!とても面白い作品だなと思って読んでました!続きが気になるので更新頑張ってください🥰🙌 (2023年2月3日 6時) (レス) @page6 id: 255e9f325b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:A | 作成日時:2022年12月4日 20時