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『梅原さん、申し訳ございません。会社の方で重大なトラブルが発生し私は戻らなければいけなくなってしまいました』
焦った様子で話し続ける彼女
『私がいなくても撮影が続けられるように今色々進めて手配しておきました。』
『臨時担当を立ててこちらへ向かわせているので不明な点はそちらへお願いします』
梅原「色々ありがとうございます。こちらは大丈夫ですので任せてください」
それより、無理しないでほしいという気持ちが大きかった
梅原「無理せずお仕事頑張ってください」
営業スマイルなどではなく、心からの言葉と笑顔でAさんに声をかけた
Aさんは少しというかかなり泣きそうな顔をして「ありがとうございます、、」と言った
梅原「何かできることあったら言ってくださいね、また次のお仕事で会いましょう」
手を差し出し握手を求めると、恐る恐る手を握り返してくれた
そんな彼女が少し愛おしいなと思ってしまったのかもしれない
手を離した後、無意識に少し自分より小さい位置にある頭に手をのせていた
『あ、え、、、』
梅原「あっ、すみません、」
スタッフ「次の撮影始めます〜」
タイミング悪く撮影が再開しはじめた
『、、では、またお仕事ご一緒する機会ありましたらよろしくお願いいたします!』
Aさんはまたきれいなお辞儀と笑顔を見せた
梅原「、、こちらこそどうぞよろしくお願いいたします」
Aさんと実際に会ってお仕事するのは、今回は今日で最後であり、その最後がこんな形で早まってしまったのが、かなり残念でたまらなかった。
そんな思いを込めた自分の声は、その中身まで彼女に届いただろうか
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のるのら(プロフ) - あかねさん» わあ〜!ありがとうございます!嬉しいです😭🙏無理せず更新してって下さい〜🥰🙌 (2023年2月9日 20時) (レス) id: 255e9f325b (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - のるのらさん» ありがとうございます!無表情ちゃん好きで読んでました😊♡ 片手間に更新がんばります😢❕ (2023年2月9日 19時) (レス) id: 98165fe45e (このIDを非表示/違反報告)
のるのら(プロフ) - 梅ちゃんの夢小説を主に書いてるものです!とても面白い作品だなと思って読んでました!続きが気になるので更新頑張ってください🥰🙌 (2023年2月3日 6時) (レス) @page6 id: 255e9f325b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:A | 作成日時:2022年12月4日 20時