怖いという感情 ページ4
言った事を後悔した
どうしようとかそんな事思う暇もなかった
こんなに怒ってるのは初めてで
JK「いい加減にしろよ」
低くて太くて
初めて怖いという感情が私を襲った
TH「ジョングガどうしたの？A何があったの？」
RM「怒鳴らないで、落ち着けジョング」
JK「ヒョン達も皆心配してんだよ
どうしてそんなに言いたくないか知らないけど
5年間ずっと一緒に頑張ってきてるじゃん
それなのに信じられない？
5年前からいつもいつか言ってくれるからって
ヒョン達も僕も信じて待ってたのに
正直ガッカリしてんのこっちは」
慌てて止めに来たオッパ達の声は
グクには聞こえてなかった
聞こうとしてなかった
それくらい目線も言葉も私に向けられていた
言ってる事全てグクが正しくて
反論する言葉も何も無かった
最後の言葉はきっと
本当に思ってる事なんだろうな
誰も何も言わなかった
きっと皆もグクと同じ意見で
私を庇う人はいないんだろう
SG「ジョングガの言ってる事本当だからな」
また、私の中でココロが崩れていく
愛する人達に嘘をついて信頼を失った
何も言えずにいた
ただ俯いて
何か言わないと
謝るでも何でもいいから
充電が一気に減っていった
精神的にストレスを感じた時や
思いもよらない事が起こると
私の充電はすぐに減ってしまう
SG「でも怒鳴った所で何も解決しない」
JN「ちゃんと話し合わないと
正直ジョングガの言ってる事は本当に思ってるけど
Aの事嫌いなんかじゃないし、寧ろ大好きだよ
ただ心配してるだけだからさ
ジョングガもそうでしょ？」
涙が出てきた
私が創られて初めて涙を流した
壊れたんだ
充電も切れた
身体に涙がポタポタ落ちていた
駄目だ…濡れたらもっとおかしくなるのに
どっか見られない場所に、
"正直ガッカリしてんのこっちは"
さっき口にしたグクの本音
逃げたらまた、、
SG「A ちょっと外行くか」
「…え？」
ユンギオッパは 知ってるから
と言わんばかりの顔をしていた
安心もしたけど
バレてるんじゃないかと少し怖かった
SG「落ち着いたら戻ってくるから」
そう言うと
私の手首を掴んで練習室を出た
続く
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作者名：そんへよん | 作成日時：2019年6月11日 1時
