キオクを消せば。 (ページ3)

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悪いキオクページ3

いつかは言わなきゃいけない
そんなこと分かってる

メンバーは受け入れてくれるだろうか

私の事を知って愛してくれるだろうか

メンバーだけじゃなくて
事務所の人にもarmyにも

気づいたらぼーっとしていた

さっきまでダンスの練習で今は休憩中

JK「どうしたの」

「どうもしてない」

JK「オッパに言ってごらん」

「同い年ですよ」

いつも気づいて声をかけてくれる
大好きな親友

私が本当の事言ったら
それでも親友でいてくれる？
それでもこうやって笑って話してくれる？

JK「でも、なんかあったでしょ」

「疲れただけ」

また嘘。

疲れなんて感じない
汗だって一滴も出てこない

JK「それじゃ、

なんか隠してるでしょ」

私に心臓は無いけど

ドキッとするというのはこういう事を言うのだろう

それくらい図星を突かれて慌てた

「…なんで？」

JK「ヒョン達も僕も心配してんの」

「ごめん、」

JK「ごめんじゃなくてさ」

隠してないで早く言えよ

そんな表情をしていた

"は？嘘でしょ、気持ち悪い…近づかないで"

悪いキオクだ

親友だと思ってた
この子なら何でも言えると思ってた

そんな子に言われたコトバが
ずっと心に残ってて

逃げ出したかった

今すぐこの場所から

「気持ち悪いんだって…グクも気持ち悪いと思うよ
だから言えない」

でも今は言えないけどいつか必ず本当の事を言うから
その時まで待ってて欲しい

そう言おうとしてグクの顔を見た

すぐ状況を理解した

グクは今これまでに無いくらい怒ってる