#Y 料理 ページ11
〜 Y Side 〜
どうも、ゆまさんです。
久々に風邪引いたのか体調が良くない。
でも今日はAとのデート。
やっと予定が合って会えるの
楽しみにしてたのに…何やってんだろ俺。
ﾋﾟｺﾝ
LINEの通知が来たスマホを片手に
重い身体を起こそうと思ったけど無理そうだった。
枕に顔を埋めて、Aに電話をかける。
prrrrrrr…
「もしもし？ゆまさん？」
Y「Aごめん、体調悪くて、だからd」
「大丈夫？！…お家行ってもいい？」
"最後まで言わせて"
なんて思ったけど、それを言う気力は
生憎持ち合わせていない。
Y「ん、おいで…」
そこまで言って俺の記憶は消えていった。
〜〜〜
「…ん……ま…さ」
Y「…ん………A…？」
起きると目の前には
目いっぱいに涙を溜めたAがいた。
Y「…どしたの？そんな涙ぐんで…」
彼女の目元に指を持っていって雫を拭う。
「…だって、来たらゆまさん倒れてて…」
Y「…鍵は？」
「ポストの中の上に合鍵入れてるの知ってるもん」
Y「んふふ、さっすが俺の彼女」
移したくない気持ちよりも
今日は柄にもなく甘えたかった。
思い切り抱きしめようとしたその時。
「あ、お粥作ったんだけど…いる…？」
Y「んー…ちょっと食べとくかな」
「分かった、持ってくるね」
正直、彼女は料理上手な方じゃない。
お皿を割ったり、味付けを間違えたりと
作ることに関しては向いてなかった。
「持ってきたよ」
ん、とねだれば、お粥を食べさせてくれる。
本当は俺が食べさせてあげたいけどね。
「…美味しい？」
Y「ん、上手い」
ちょっと苦味はあったけど今までの料理に
比べたら大したこと無い。
何より俺のためを思って作ってくれたっていうのが
彼女の指から痛いほど伝わってきた。
Y「…指のそれ火傷でしょ？冷やした？」
「ちゃんと冷やしました」
ならば良し、と頭撫でてやれば
"えへへ"とニヤける。
嬉しそうにしちゃって。
Y「今日はゆまさんと寝て」
「えっ？！」
Y「いま変なこと考えたでしょ」
首を全力で横に振ってる。可愛いなぁ。
手放したくなくて抱き寄せて布団へと連行する。
Y「ありがとう、愛してるよ」
頬を紅に染めた彼女の耳元でそう囁いた。
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煌(プロフ) - 名無しさんさん» コメントありがとうございます！！とても嬉しいです…頑張ります！！ (2020年3月28日 11時) (
レス) id: 9ecbc920c4 (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん - 凄い好きです！（唐突）語彙力やシチュエーションなどが神すぎる…。更新頑張ってください！応援してます！！ (2020年3月28日 2時) (レス) id: 157587492d (このIDを非表示/違反報告)
煌(プロフ) - ガープ女子さん» 外したつもりが外せていなかったようです…ご指摘ありがとうございました (2020年3月27日 19時) (レス) id: 9ecbc920c4 (このIDを非表示/違反報告)
ガープ女子(プロフ) - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい！！違反です！！ (2020年3月27日 14時) (レス) id: feca30ed8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：煌 | 作成日時：2020年3月26日 22時
