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14.合コン誘われたんだけど ページ14

JK side




カトクをAに消されて、へこむとかそんなレベルじゃあなかった。

仕事なんて手につかないし、やる気も出ないし。

舎弟の奴らには心配されたけれど、僕自身の問題だから気にしなくていいよ、と声をかけておいた。

はあ、とため息をついて、これからどうすればいいんだよ、と愚痴のように呟く。

なんとかして、彼女から、僕と付き合いたくない理由を教えてもらわないと、納得できないし諦めきれない。

頭を悩ませていると、






「若、客です。しかも女なんですけど。通しますか?」

JK「うん通して。」





もしかして、A?

しかし僕の期待は杞憂に終わった。





ユラ「こんにちはジョングクさん。」

JK「なんだユラか。」





部下の彼女だった。

正直、Aじゃなくてめちゃくちゃ落ち込む。





ユラ「ちなみに私はなんでジョングクさんがそんなにへこんでいるのか分かるんですけど、今日は良いお知らせを持ってきました。」






僕の態度なんかお構いなしに、嬉しそうに話し始めるそいつ。

適当に聞いてさっさと帰って貰おう。

どうせA以外の女に興味なんてないし。





JK「言ったらはやく帰ってね。」

ユラ「そんな態度で聞いてたら、まじで言いませんよ。」

JK「どうせろくなこと喋んないだろうが。」

ユラ「そんな言葉使いで良いんですか?内容は、Aについてなんですけど?」

JK「は?」






Aとユラは友達だったのか?

驚く僕を横目に見ながら、うふ、と気持ち悪い笑みを浮かべるユラ。






ユラ「実はですね、私Aを合コンに誘ったんですよ。」

JK「おいなにしてんだ。」

ユラ「どうしてあなたが怒るんですか?彼氏でもないくせに。」

JK「友達ならいろいろ聞いてるだろ?僕がAに告白兼プロポーズしたことも、デートに誘ったことも。」

ユラ「まあそれは聞いていますよ。でも今はそんなことどうでもいいんです。ジョングクさん、Aのことが本気で好きなら合コンに来てください。」









なに考えてんだ、こいつは。








ユラ「行くか行かないはその無駄に良い頭で考えてくださいよ。」






どこまでも失礼な女だ。






ユラ「ジョングクさんを合コンに誘った理由は、そこでよりを戻してもらうためです。」

JK「付き合ってもないのにより戻すとかじゃないだろ。」

15.他の男に渡すわけ…ないじゃん→←13.忘れられたら良いのに



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作者名:もぐもぐどよち | 作成日時:2023年2月5日 21時

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