6話 ページ6
5月になり、学校生活3年目もなんとなく慣れてきたような気がします。相変わらず愛梨はクラスに会いに来てくれるから友達がいなくてもそこまで寂しくはないかな
本当は寂しいです( ᵒ̴̶̷᷄௰ᵒ̴̶̷᷅ )
担任「おい松崎」
杏美香「え、あ、はい」
なんだよ今から帰ろうとおもったのに…
担任「松崎部活入ってないよね 放課後クラスの名簿まとめてくれないか?」
杏美香「わ、わかりました」
ちぇっと思いつつ暇だし何も言い返せないわ
――そして放課後
愛梨「杏美香ー!今日部活ないから一緒に帰らない?」
杏美香「愛梨!帰ろ…あ、クラス担任に資料まとめろって言われてたんだ…ごめん愛梨」
愛梨「えぇダル〜笑杏美香ほんと雑用任されやすいよね〜笑」
うう、コイツゥ…
愛梨「じゃあまた明日!」
杏美香「うん!ばいばい!」
杏美香「はぁ」
私はリュックからイヤホンを取り出す
杏美香「音楽聞いてなきゃやってらんないよね」
私は大好きな女性シンガーの曲を再生する
たまには雑用もいいかな、なんてな
いや、割としょっちゅうだけど←
パチン、パチン
クラス名簿をまとめる
杏美香「はあーつかれた」
やっと終わった、小声でつぶやき帰る支度を始める
ガラガラガラ
え、だれ?
大翔「…」
杏美香「宮野くん?!どうしたのびしょ濡れじゃない」
教室に入ってきた宮野くんは頭から靴までびしょ濡れの状態だった
大翔「…別に」
杏美香「いや、別にじゃ」
大翔「なんでもねぇよ」
宮野くんはそのまま自分の体操着に着替え始めた
杏美香「いや、ちょっと!」
思わず
目を背ける
大翔「は?何?」
杏美香「私、いるんですけど」
大翔「じゃあ帰ったら?」
杏美香「もしかして、それバスケ部のヤツらにやられたの?」
大翔「松崎」
ドキッ
大翔「松崎さんには関係ないし関係されたくない」
杏美香「…」
私はそのまま何も言わずに教室を出た
67人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
RE:0096 - いい話...感動ですわー。(最終回のタクシーの運転手、リア充のイチャイチャなやり取り見せられてたんか....w) (2020年7月18日 23時) (レス) id: 6a54b9078c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:セピ | 作成日時:2020年4月28日 23時