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18話 ページ18

今日の私、色々ありすぎやしないか?


相合傘に元彼と遭遇、そしてお家!


私男の子の家なんて来たことないんだけどー!




――ガチャ

大翔「あ、どうぞ」




「お、お邪魔します…」



大翔「俺の部屋でいい?」


「うん…」



宮野くんの家はとっても綺麗、多分家の人が綺麗好きなんだろうなぁ〜

なんて考えてると


大翔「ここ俺の部屋、入って」






案の定宮野くんの部屋も綺麗だ、というか広い。
白と青を基調とした部屋で自分の部屋なんかとても
見せれないと思った





「綺麗な部屋だね」



大翔「ここ座って」



私は部屋のクッションの上に座る



「宮野くん、私さっきのファーストキスなんだけど」




大翔「え、まじ?…ご、ごめん」


「あーいいのいいの!!助けてもらったんだし」







不思議とそんなに嫌だって思わなかった






「話すよ、私の過去」







一連の流れを私は宮野くんに話した
涙声になったけど、その度に
背中を摩ってくれた









大翔「なるほど…」




「ごめんね、暗い話」





大翔「いや、今松崎さんが大丈夫なら」





「私は、未だにあの人を忘れられる事ができない」



宮野くんは黙って話を聞いてくれた



「人を深く信用するのが怖いの、私はまた誰かに酷いことを言われるのが怖い。離れていくのが怖くて愛梨でさえも嫌われないように気を使っちゃう」







大翔「松崎さん」



大翔「辛かったんだな」







「…うん」






大翔「クズややつは山ほどいる、でも信じられる相手は松崎さんには絶対いる。そういう相手を松崎さんも信じてあげよう」


「…うん」




大翔「少なくとも俺のことは信じていいよ」









――ギュ









私は宮野くんの腕の中にいた









大翔「俺は松崎さんから離れないと思うよ」




「えっ」





大翔「なんにも希望がない俺を松崎さんは助けよう
としてくれてるじゃん」



大翔「それだけで俺は君を忘れない」





宮野くん…








「ありがとう…!」






大翔「いや、こっちのセリフだよ?笑」






私は宮野くんの背中に手を回した









しばらくそのまま、ぎこちないハグをしていた

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作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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RE:0096 - いい話...感動ですわー。(最終回のタクシーの運転手、リア充のイチャイチャなやり取り見せられてたんか....w) (2020年7月18日 23時) (レス) id: 6a54b9078c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:セピ | 作成日時:2020年4月28日 23時

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