初デート3 ページ19
「煉獄先生！ちょっと寄りたいとこあるんです」
「ん！どこだ？」
最近、話題になっているフルーツ専門店の2階にあるスウィーツパーラーが気になってリサーチしておいたのだ。店内はカップル、友達同士、ソロのスイーツ男子やら人、人、人！
窓際の席に煉獄先生と向かい合って座る。看板メニューのビッグフルーツパフェを注文する。運ばれてきたパフェを見ると、イチゴ、オレンジ、グレープフルーツ、巨峰やらシャインマスカットなど宝石のようなフルーツがたくさん乗っていて美味しそうだ。一応3〜4人でシェアする量らしいが煉獄先生となら二人で食べられるだろう。というか足りないかもしれない。だって、私も煉獄先生には遠く及ばないが人の倍くらいは食べるもの！
「うまい！うまい！うまい！」
煉獄先生は、いつものように大きな声で「うまい」と連発しながらどんどんパフェを平らげていく。このままでは私は一口も食べられないんじゃないかと焦り、まるで餅付きの合いの手を入れるように隙を見ながらグラスからパフェを掬い取る。夢中で食べていた煉獄先生は私の姿に気がつくと
「A先生、俺ばかりが食べてすまなかったな…食べてくれ」
申し訳なさそうに眉を下げ、煉獄先生は私にパフェを勧める。その姿が、なんだか可愛い。だが、お預けをくらった子犬のような表情の煉獄先生を目の前にして落ち着いて食べられる訳がない。
「スミマセン！ビッグフルーツパフェ、もう一つお願いします！」
その声に店員さんが目を丸くしたのは言うまでもない。
＊＊＊
「美味しかったですね」
「そうだな！A先生と一緒に食べると一層、美味しく感じるかもしれないな」
あーあ、煉獄先生。またドキッとすることを言う。無自覚イケメンめ…。
宇隨先生の個展は見たし気になっていたパフェも食べ、思い残す事はない。
「帰りましょうか」
と駅に向かおうとする私に
「A先生。今日は一日、付き合ってくれないか」
少し恥ずかしそうに煉獄先生が視線をずらしたのも、煉獄先生の顔がちょっぴり赤いのも、きっと気の所為。
「ふふっ…家帰っても暇だし、いいですよ」
私の答えに微笑む煉獄先生は、やっぱりいつもの通り真っ直ぐな視線で自信に溢れていた。
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猫巻(プロフ) - 桃平さん» そうなんですよ！私も指摘されるまで気づかなかったんですけど、改めてきいてみると納得のイケボでした😊アデュー👋 (2022年1月11日 7時) (
レス) id: 1125bff897 (このIDを非表示/違反報告)
桃平(プロフ) - 怪盗Uってそうだったんですね…(¯―¯٥)知らなかったです💦青い目は共通してますねっ😳煉獄さんと夢主ちゃんもうちょっとですね💕💕 (2022年1月10日 18時) (レス) @page45 id: 338e350c4a (このIDを非表示/違反報告)
猫巻(プロフ) - 桃平さん» 猗窩座殿も好きなんですよ😀大正軸だと仲良くできないので、せめて現パロでは仲良くお喋りしてもらいたいんです🤭 (2021年10月30日 23時) (レス) @page18 id: 1125bff897 (このIDを非表示/違反報告)
桃平(プロフ) - 座さん‼️杏寿郎さんとの会話笑ってしまいました🤣 (2021年10月30日 18時) (レス) @page17 id: 338e350c4a (このIDを非表示/違反報告)
猫巻(プロフ) - 桃平さん» 桃平さん😃飛影派なのですね❗そこ、割れますよね🤭 (2021年10月27日 14時) (レス) id: 1125bff897 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫巻 | 作成日時：2021年9月26日 15時
