あなたがとなりにいるだけで ２

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手越side




打ち合わせする場所につくと、まっすー以外は全員来ていた



加｢おー手越おはよ｣



手｢おはよ｣



慶ちゃん、嘘つくの下手くそ




･･･てか嘘ではないけど




心配してくれるのは嬉しいけどこれじゃあシゲにバレちゃう




1回言ってしまえばもう大丈夫で慶ちゃんには言ったけど、何となくシゲは言いたくなかった




まっすーに関しては絶対言わない



心配かけらんないし







まぁそんなこんなで少し経った時、まっすーが入ってきた








打ち合わせが始まり、いろんな資料が渡される




うぅ･･･頭痛い･･･








ちょっと眠いし、頭が重い



だけど、苦しさから逃れようとして目を閉じると、余計頭が痛くなる





辛い･･･




･･･



･･･



･･･





加｢手越｣




手｢あっ･･･

ごめん･･･｣




気づかないうちに少しだけうとうとしてしまった





加｢寝ないで、頑張って｣



でも今は、うとうとしてふわっとする感覚に陥るのさえ気持ち悪い



手｢うん･･･｣



小｢手越･･･｣



手｢慶ちゃん｣



そう言うと、慶ちゃんは下を向いて黙ってしまった





それでも、どうしても眠くて、うとうとしてしまう




何回かはっと気づいて顔を上げたら、まっすーだって早く帰りたいんだからと言わんばかりの顔をしている




手｢ご、ごめん･･･｣



加｢手越、今日は帰ってもいいよ｣




それは、今思えばシゲなりの優しさだったんだと思う



でも、ちゃんと回っていなかった俺の頭は、そうはとらえなかった

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