あなたの隣で眠らせて Seiya.S (ページ24)

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うっすらと覚えているのは、誠也くんとおうどん食べてるときに突然眠くなったこと。

あれ、私、何で…起きたんだっけ、

…！

A「…っ、！は、…ふ、…っ、むり、ﾋｭ、息、できな、」

_________“性格は似てないかもしれないけど、いつか、Aもお母さんと同じことするんだよ。きっと。”

大好きだった親友の、蔑むような、悲しむような、

…憐れむような。

あの冷たい目と言葉が、たまたま夢に出てきた、たったそれだけ。

それだけで私は今、息ができなくなっている

A「…せ、ぇ、ﾊｧｯ、やくっ、ん…」

どこ、どこにいるの。

助けを求めても、隣に広がるのは冷たい灰色のシーツ。

セナもいない。

A「ﾋｭ、ｯ、！ﾊｧｯ、」

怖くなって、もう一度大きく息を吸い込む

…なんで、いないの、？

どうしよう、どうしよう。こんなふうになっちゃうような私だから、誠也くん、見捨てたのかな、私のこと。

…昨日、甘えすぎた、？
分かんない、なんにもわかんないよ、助けて

ピリピリと痺れ始めた指先と、頭の後ろ

怖いのに力も入らなくて。

歪む視界と、不規則な呼吸

苦しくて、たまらないのに飛ばない意識。

もう、なにもかも、投げ出したい。

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誠也「…！！！Aっ！！」