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22* Seiya ページ23
Side 誠也
丈に促され、転がるように帰ってきた
ぐっすりと眠っとったし、なんもないやろ。と思う気持ち半分と
…頼むから、何も起こらんといてくれ。と思う気持ち半分
ガチャ
誠也「…」
…とりあえずは、並んだままのAの靴を見て安心する
よかった、勝手にどこか1人で行ったりはしとらんな…
誠也「…あれ、セナ。なんでここおるん」
人と寝るのが好きなセナは、Aと一緒に寝とると思ったんやけど…
セナが玄関まで迎えにきてくれるのはいつものことやとしても、…なんかおかしい
キャンキャン！とけたたましく吠えるセナ
…いい子やから、夜やって分かってたら吠えるような子ちゃうのに。
“緊急事態だから、早くきて！”
とでもいうように、セナの吠え声はいっそう荒くなる
もしかして、Aと一緒に寝られなくなるようななにかがあった？
______嫌な予感が背中を伝った
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作者名：こひな | 作成日時：2023年9月23日 21時
