【wrwrd】私を見てほしかった【zm】

２５話 ページ26

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『…すべて話します。』



グ｢どう。そこに座れ。｣









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『簡潔にまとめます。


ゾムが浮気してました。


私は妊娠しました



1人で育てるために実家に戻ります』






グ｢なるほど。｣



少ない言葉でも社長は理解してくれたらしい



さすがだ。





グ｢1人で今までつわりとかに耐えてきたのか？｣



『…はい』



グルさんがこちらへ歩いて寄ってくる



グ｢…辛かったな。それなら俺達を頼ればいい。


ゾムから逃げればいい。助けてやる。


ゾム以外のやつらは絶対にお前の味方を


してくれる。俺の仲間達だ。


信頼は厚い。信用できるだろう？笑｣




ト｢せやで。｣



いつのまに来たのか社長室の扉にトントンさんが


寄りかかっていた



ト｢なんでもっと早く相談せんかってん。



俺らはお前の味方をする。絶対に。


何があっても。支えたるよ。




俺ら、仲間やろ？｣




『本当にっ、いいんですか…ｯ！』





優しくされると壊れるから、



今まで積み上げてきた苦労、



我慢して頑張って積み上げてきた感情の山、



それらが全部崩れてしまうから、








だから彼らに話すのは嫌だったのに、









グ｢ゾムの彼女だから仲良くしてた訳じゃない。



俺らだって仲間は選ぶ。お前だからだ。｣





ト｢みんなのLI〇E教えといたる。｣





グ｢何かあってからじゃあ遅い。


今度からは早めに連絡しろ、｣





『…っ、はいっ！！』




私は、やっぱり、幸せ者かもしれない。

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