あなたのことが2〈佐野玲於編〉

私のために頑張ったの？ ページ10

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「…ん」



どれくらい寝たんだろう


なんか


おでこが冷たくて気持ちいい…


A「シート…？」


おでこには冷却シートがピタっと
貼られていた


ベッドの横には
ビニール袋の中に
ゼリーとかペットボトルとか
色々入った物が置かれていた


玲於「Aさん？どうですか？」

A「…玲於。ありがとう…だいぶ良くなった」


仕事終わったんだ…
随分と寝てたみたい


玲於「俺、おかゆ作ってみたんすけど、食べれます？」


玲於が…？
私のために…？


A「食べる。」

玲於「待ってて下さい！」



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