今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:2,282 hit
小｜中｜大
14.私の答え ページ14
Aside
A｢和也...。｣
朝、1番に声をかけたのはやっぱり和也だった。
風がよく抜ける屋上。
お昼をよく一緒に食べたなんて記憶がある。
朝ここに来るのは初めてだった。
和也｢考えてくれたの...？｣
真っ直ぐに見つめてくる目は後ろの朝日より輝いていた。
A｢色々、考えたよ。
よろしくお願いします。｣
腹を決めた。
和也には申し訳ないのかもしれないけど、
翔くんを忘れるためにも
和也と付き合うのが一番いいんじゃないかと思った。
嫌な自分とお別れするため、
昔の未練とお別れするため、
さようなら、昔の私。
和也｢じゃあ、約束させて。
絶対、俺が幸せにする。
だから、そばにいてくれる？｣
もう、昨日までの迷いはない。
翔くんのことは忘れるって決めた。
決めた。
決めたんだから...
A｢...うん。そばにいるよ。｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 6人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さーちゃん | 作成日時：2017年12月18日 23時
