罪を侵して人を愛せず2【鋼錬】

理由が無いなら作るまで ページ24

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sideエド



食事を済ませてからしばらく経った頃、オレはAが使う部屋を訪れた。



明日ここを立つことを知らせに来たが、既にアルから聞いていたことにモヤモヤする。



オレとよりアルとのが、仲良くねぇか？



まぁオレはこんなんだし、好かれないのは仕方の無いことかもしれねーけど。



そんなモヤモヤした気持ちのまま話し続けていると



｢また…会えるよな？｣



『えっ…』



後になってから、とんでもないことを口走ったことに気がつく。



これじゃあまるで、会いたがってるみてぇじゃねーかっ…



エド｢しょ、しょーがねーだろ！オレたちのせいで、お前はあの黒ずくめに目ェつけられちまったんだから…！

それに…！お前守るなら、そばに居る方が…楽だろうが…。｣



後から取ってつけたような理由。



でも、お前を守りたいのは事実で、そばにいて欲しくて。



それでも、危険な事に巻き込んでしまったのもまた事実。



オレの歩む道は険しすぎて、今のお前を守りながら進む事は、きっと出来ないだろう。



『私、絶対強くなって、むしろ私がエドの事守れるくらいになるから！』



エド｢いや無理だろ、それは｣




…お前は、程々でいいんだよ。




『やって見なきゃわからないよ！』



エド｢いーんだよ、お前は。ちょっと弱いくらいで｣




…ちょっと自分を守れるくらいでいい。




『なんでよ！』



エド｢それは…まぁ、とにかく！程々でいーんだよ！｣




オレより強くなったら、守る理由が無くなる



お前といる為の理由が、無くなるだろ



*****

1話丸ごとぶっ飛び事件があり、更新が遅れましたが

多分最初のより出来が良くなりました。

内容が濃くなって、2話になりました笑笑

いつもご覧いただき、ありがとうございます！

そろそろ続編かな〜と思ってます。

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