検索窓
今日:83 hit、昨日:11 hit、合計:33,603 hit

親のような気分sideアル ページ21

***



イズミ「え?エドとAちゃんが変?」



アル「はい、そうなんです」



こんにちは、僕アルフォンスです。



朝あんな事があってから、兄さんとAの様子がおかしいので、師匠に相談中です。



目を合わせようともしないし、会話もぎこちないし、避けてるとさえ思う。



これは絶対何かあったと思うんだよね。



イズミ「まぁーったく、痴話喧嘩はよそでやってほしいねぇ」



と言いながらもどこか楽しそうな師匠。



イズミ「まだ付き合ってないにしても、エドのあれはほの字だと思うんだけど、どうなの?」



アル「ほの字だと思いますよ。」



イズミ「だよねぇ」



エド「…!?…!?」



遠くで素振りをしながら鍛えている兄さんを見て2人で話していると、視線を感じたのか兄さんは周囲を見渡し始めた。



イズミ「Aちゃんも、ほの字だと思うんだけどねぇ、若いねぇ」



アル「そうなんですねぇ」



僕の方が年下だけど、気持ちはさながら親のような気分。



僕達はずっと、元の身体に戻るため奔走していたから、そういう話は全くないし…



兄さんには、幸せになってほしいから。



アル「僕達、明日にはここを経たなきゃ行けないから…せめて仲直り位はして欲しいと思ってるんです」



イズミ「あぁ、エドの腕を直しに行くんだったね。

だったら、急がないとか。」



そう言うと、師匠はメモに何やら描き始める。



アル「クミン…ターメリック…、もしかして、今日はカレー!?」



イズミ「そうよ。でも肝心のスパイスがない。

エドー!ちょっとお使い頼みたいんだけどー!」



師匠に呼ばれた兄さんが、こちらに走ってくる。



イズミ「これ、ちょっと買ってきてよ」



エド「…今日はカレーですか。」



イズミ「そうそう、でもスパイスが足りなくてね」



エド「…オレ、粉全部同じに見えるんすけど…」



イズミ「やだー、それは困った困った。Aちゃんならわかるかな。」



エド「っ、そりゃあ、わかると思いますケド…」



なるほど、師匠は兄さんとAの2人でお使いに行かせようという魂胆だ。



エド「あ、アル!お前は…」



イズミ「アルは残って私と組手♡」



アル「あっ、はい…」



そりゃないよ…僕も行きたいけど…邪魔しちゃ悪いし…



イズミ「わかったらさっさと行く!!」



エド「はっはいぃぃっ!!!」



アル「兄さん頑張って〜」



兄さんは慌ただしく家の中へ入ったのだった。



***

おつかい→←後先は考えないsideエド



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (76 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
97人がお気に入り
設定タグ:鋼の錬金術師 , エドワード・エルリック , 鋼錬   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

柏餅(プロフ) - 神すぎますゥゥゥ! (3月21日 16時) (レス) @page28 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
夜宵(プロフ) - みーさん» あっあっ…コメントありがとうございます…っ!みー様のお命、救われたのなら私はとても嬉しいです…。もっと沢山の方を救えるよう精進致します(?) (2022年3月17日 21時) (レス) id: d7d7e6bb61 (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - あっあっあっ、ハガレンの夢小説ものっそい少ないので助かります・・・再熱してたので命が救われました・・・ありがとうございますありがとうございます!!! (2022年3月16日 22時) (レス) id: 9c701de065 (このIDを非表示/違反報告)
夜宵(プロフ) - レイさん» 暖かいお言葉、本当にありがとうございます…!私の文章をそんなにお褒めいただけると思わず、むしろ毎回投稿前に悩むくらいでした。レイさんのコメントで、やる気がもう200倍くらい出てきたので、これからも頑張りますぅぅうう!!! (2022年3月1日 23時) (レス) id: bc8ff92a4c (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 毎回の話がおもしろいし、文章も私とは天と地の差があって、最初の方から見ていたのですが、初めて見たとき、そして今でも話が更新されるごとにびっくりしています。いつも最高の文章を書いていただきありがとうございます! (2022年3月1日 21時) (レス) id: 16d4726e1e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:YayoiSakura | 作成日時:2022年2月17日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。