生かされている ページ24
***
エド｢チビチビとうるせーんだよ！
てめェが売ったケンカだろうが！！
買ってやるからありがたく…｣
ゴキンッ…
突如鈍い音が響く。
エド｢んなーーーっ！！こんな時に！｣
？｢機械鎧の故障みたいね。｣
黒髪の女の人が言うように、エドの機械鎧は力なくだらんと垂れ下がり、故障してしまったようだった。
？｢ていうかさあ、あんなのでケンカ売ったとか言うなら、デキてるようなものだよね
隅に置けないな〜おチビさんは｣
『いたっ…』
私は黒髪の少年に投げ捨てられ、地べたに倒れた
エド｢A…がはっ…！！｣
少年はエドの編まれた髪を掴み、膝蹴りを食らわせる。
そのままエドはガックリと倒れてしまった。
？｢機械鎧が壊れてよかったね、余計なケガしなくて済んだんだからさ
あんたも、大切な人材として生かしておいてあげるよ｣
『っ！！』
少年は近づいてくると、私の首を手刀で殴る。
エド｢A…っ｣
微かに私を呼ぶ声が聞こえたけれど、答えることなく、私の意識はそこで途切れた。
***
side エド
最悪だ…俺がAを連れてきたばかりに、危険な目に合わせちまった…
腹を蹴られた衝撃で動けねえ…
目の前で倒れたAに近寄ることも出来ないが、どうやら俺らは貴重な人材として見逃してもらえるらしい。
？｢いいこと坊やたち。
あなたたちは、生かされてるってことを忘れるんじゃないわよ。｣
…どういう事だ…、なんなんだよ、貴重な人材って…
俺とAが…なんだってんだ…
黒ずくめの2人組がごちゃごちゃ話している事に集中しながらも、意識は遠のいていく。
A…悪ィ……
そして俺は意識を手放した
***
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柏餅(プロフ) - 神すぎますｩｩｩ！ (3月21日 15時) (
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作者名：YayoiSakura | 作成日時：2022年1月14日 10時
