１３話 ページ15
上陸してみると酷い有様だった。
建物は崩れ、壁には血が飛び散っている。
多くの人が倒れ、苦しそうに呻いている。
既に絶命した者も少なくない。
Aはその様子を見て、速やかに指示を出す。
『全員市民の手当にまわれ。俺は海賊を捕まえに行く。』
「１人で行かれるつもりですか！？」
動揺する部下達にAは言葉を発す。
『急がんと助からんかもしれんやろ。こっちはすぐ済む。』
「！分かりましたっ！！」
Aの言葉に海兵達は大きく頷き、急いで治療にあたる。
『・・・・・行くか。』
――――――――――――――――――――
少しして海賊達が溜まっている所に着いた。
Aは身を隠し様子を伺う。
「がーハッハッハ！！俺様は最強だぜ！！」
「勿論っすよお頭！！」
「お頭こそが海賊王に相応しい！！」
「ガーッハッハッハ！！当たり前だぁ！！」
海賊達はどうやら宴をしているようだ。
『・・・・これから捕まるのも知らんと呑気な奴らやな。』
暴れた島でそのまま宴をしている海賊達に思わず呆れるA。
『・・・まぁ、アツイらがダラでよかったわ。』
手短に終わらせられる、と零し海賊達の前に姿を現した。
『楽しい時間は終わりや。』
「「「！！？？」」」
海賊達は気配も無く現れたAに驚き固まる。
「なっ、何だテメェ！！」
ようやく１人の男が声を発したが、Aはそれにため息をつく。
『はぁ、アンタらっていつも同じことしか言わんの？ボキャブラリー少なくない？』
今回の討伐目的である船長の男はピキリと青筋を立てて怒りを表にした。
「糞ガキがぁ！！俺様を怒らせたこと後悔させてやる！！」
男はそう声を張り上げ、Aに向かって勢いよく走る。
『・・・・やからダラやって言っとるんや。』
次の瞬間、船長の男は血を流して倒れていた。
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幸 - 夢主くんの喋り方同じ関西人として身近になったみたいで嬉しいわぁ，更新停止なんは寂しいけどこれからも応援するんで頑張って下さい (2020年6月11日 20時) (
レス) id: a5c89d6f40 (このIDを非表示/違反報告)
マル(プロフ) - こんなに面白いのに更新停止なの寂しいです (2019年5月18日 22時) (レス) id: 11bc736d7e (このIDを非表示/違反報告)
ヒビキ(プロフ) - 夢主君のしゃべり方と性格がベストマッチですね！二つ名なのですが、将軍の二つ名の動物繋がりと、自由な性格をふまえて"黒猫"というのはどうでしょうか？次回も楽しみにしております！ (2017年9月23日 0時) (レス) id: b814e0d67a (このIDを非表示/違反報告)
skywater(プロフ) - 藻さん» ありがとうございます！諸事情により更新は不規則になると思いますが、頑張って更新していきますね！！ (2017年3月20日 13時) (レス) id: d55541c125 (このIDを非表示/違反報告)
藻 - 最初のお話から楽しく拝読させて頂きました。夢主君が素敵です。これからも更新頑張って下さい。 (2017年3月20日 12時) (レス) id: b6eec3e644 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：skywater | 作成日時：2017年1月21日 11時
