メガネ男子っっっ！！！【短編小説】

10年後の彼【テニプリ　手塚国光】【愛のパラメーターの続き】【　　　　】 ページ23

「おい、大丈夫か！」

『ん…ぅ、』

起きたら見知らぬ天井と…手塚君体デカくない？？

『あれ、手塚君…？なんか大きくない？』

パラメーターは相変わらず愛の化身って感じのままだけど、髪型といい大人な雰囲気
むっつりだけど()

「そう言うお前こそ、10年前の制服をしているんだ」

『え？私たち今中3でしょ？』

「『？』」

混乱している中、変哲もない壁からモニターが出た
もしかして此処、〇〇しないと出られない系部屋？？

じゃあこの部屋時空超えてやってる！？
それはそうとして此処から出なくては大人の手塚君に迷惑かけてしまいそうだ色々と

〈お題1 彼シャツしろ〉

めっちゃ人の着るの抵抗あるなぁ

『あはは、ぶかぶかだね』

「ああ…」

手塚君をいじめないであげてよぉ！パラメーターヤバいって！

〈お題2 手塚に手料理をしろ〉

何故、うな茶のレシピが…

「うまい」

『それは良かった』

おお、パラメーターが喜んでる
表情筋は相変わらず死んでるけど

〈お題3 手塚を褒めろ〉

『かっこいい！背が高い！文武両道でとっても頭が良い！えーと、かっこいい(2回目)』

「…っ／／／もう良い…」

爆発しそうです、可哀想です

〈条件が達成しました〉

開いた！やっと帰れる

「もう少し一緒に居てくれないか」

『え？まぁ、良いよ』

先のことを知れるのは面白い！

『あ、手塚君って結婚したんだね』

全く気がつかなかった左手の指に嵌められた指輪がキラキラしていた

「ああ、している」

良いねぇ夫婦、私はする気はあんまないけど
嫉妬とか面倒なことしたくないし、私長生きできたらいいって人間だしなぁ

「俺は中学3年の終わり頃ドイツに行くんだ」

『凄いね！もしかして優勝とかしちゃってる？』

「している」

私と話す度に手塚君は何故か嬉しそうで同時に悲しそうだった

「すまない」

『なんで謝るの？』

「謝らせてくれ」

『なにかあったの？』

気休めになるか分からないけど多少はマシかも知れないので背中をさすってあげる

「お前はいつも…いや、ありがとうA」

え、ななっんで抱きしめる必要無くない？！？
や、でもドイツだと普通なら手塚君に失礼じゃんか
今こんな顔してるよきっと( ﾟдﾟ)
行き場の無い手はどうすれば…

『…ううん、話せて楽しいよ』

「付き合わせてすまないそろそろ、俺は戻る」

『またね』

パラメーターは何故か見えなかった輝き過ぎて見えなかったのかもしれんな、うん
てか手塚君なんでずっと名前呼びだったんだろ
10年経ってたら普通かもな

エゴイスト【東京グール　有馬貴将】→←商売繁盛【ルパン三世　アルベール】【ちょいキモい】

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