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『あぁ、もう帰るっ！』
「え、ちょっとAくん！？
待ってください、先生ちょっといじりすぎました！」
クソだこが土下座しながら立ち上がった俺の足に擦り寄ってくるから、しぶしぶではあるが戻って椅子に座る
席に戻ったのを見て
先生はゴホン、と1つ咳払いをし、雰囲気を変える
「とりあえず、先生は
そんなAくんならどこでどういう道を選んでも
心配はしていないということです」
『俺さ、正直自分がどんな大人になってんのかわかんねぇ』
「ええ、それはみんな一緒ですよ」
『でもさ、
過ちを許せる人間になりたいし
あと、過ちを犯そうとする人を止められる人間になりたい
自分があの事件起こして、支えてくれた人には本当に感謝しかないし、事件のことでやっぱり後悔しかしなかったから
そういう人間になりたい。』
するとタコはまたヌルフフフと笑う
「いい心がけです
Aくんらしい、Aくんだからこそですね」
『在り来りかもしれないけどね』
「いいえ、同じ心がけでも
人によって形は変わります
君なりの形を選ぶならば在り来りなんかじゃありません」
『…その形、職業？
っていうのはまだ具体的に分からないからさ、
高校は、うん、普通科いこうかなって
将来を先延ばすっていう意味では逃げなのかもしれないけど
まだ、可能性、狭めたくない』
「ええ、いいと思います。
これからもっと社会を見て君に会う職業を選んでください
先生は、君が、生徒が
どんな道を選ぼうとも、応援します」
『どんな道でも？』
「はい！
先生が教えた生徒たちです
みんな立派な道を選ぶでしょうから」
やっぱり、この先生には叶わないな
『ありがとう、先生
ちょっと未来見えてきたかも』
「それなら良かった
具体的な高校でAくんが目指せれそうな普通科はリストアップしておきましたので」
と、紙切れを1枚だす先生
俺がこの選択をするということはわかっていたかのようだ
「一応 バスケの強豪もリストアップしておきましたが…」
『いや、それはいいや
1年のブランクでバスケ上手くできるだなんて思ってねぇし、それにこれはケジメだから』
「そうですか、君らしいですね
ただ君に1つ伝えなければいけないことが」
『ん？』
「君はどの道を選んでも一人じゃありません
一緒に学んだ仲間がいる
ずっと見守る先生がいる
それだけは忘れないでください」
ラッキーパーソン
美術ノッポ
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かーにばーがー - ねこ@自己満小説さん» そう言っていただけて嬉しい限りです!!!こんな駄作ではありますが、最後までお付き合い下さり本当にありがとうございました！ (2021年8月9日 10時) (
レス) id: eca17c72d7 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ@自己満小説(プロフ) - とても面白い作品でしたー！完結そして、完成おめでとうございます！これからも頑張ってください！！ (2021年8月9日 3時) (レス) id: d675a829f6 (このIDを非表示/違反報告)
かーにばーがー - ぱーむくーへんさん» ありがとうございます！！最近、更新遅く、少なく申し訳ございません！！こんな作品ですが今後ともどうぞよろしくお願いいたします！ (2021年4月17日 16時) (レス) id: 995699a07b (このIDを非表示/違反報告)
ぱーむくーへん - めっちゃ面白いです！応援してます！頑張ってください！ (2021年4月13日 0時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
かーにばーがー - 赤間楼(楼零)さん» すいません！ご指摘ありがとうございます！！！早急に対応させていただきます！！！誤字等多い駄作ではありますが今後ともどうぞよろしくお願いします！！ (2021年4月4日 21時) (レス) id: 995699a07b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かーにばーがー | 作成日時：2021年3月8日 11時
