捕食者6 ページ8
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ジンはベルモットが部屋から出ていったのを見届けるとコートを脱ぎ適当にそこら辺の椅子に投げ、煙草を吸い出した。
ここは殆ど密室だ。
こんな所で煙草なんて...人の許可も取らずに...
軽く目線で迷惑だと訴えるが、ジンはガン無視を決め込んでいる。
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ジン「GATEか...厄介な奴らを敵に回したな」
『...色々調べたようだね？』
ジン「あんな白昼堂々と流しゃあ、嫌にも目につくだろ」
ジンは私の状況を大体掴んでいるらしい。
それに何かGATEについて知っているような口振りだ。
ジン「今はここにいろ。あの上矢っていう男から守ってやる」
そう口にし、私は驚き顔を上げる。
ジンは真剣な目で私を見ており、嘘を言っているようには思えなかった。
『守ってなんて頼んでない』
ジン「貴重な情報屋をみすみす死なせると思うのか？」
『別に貴方達の仲間ではないでしょ』
ジン「仲間だろうが敵だろうがお前程の情報屋は貴重だ。」
そうニヤリと言ってベットに乗り上げてきたジンにｻｧｰと背筋に寒気を感じる。
こ、これはやばいってマジで！
薬のせいかだるくて動きにくい身体をなんとか動かしジンから離れようとするが、腕を掴まれてあっという間に元の位置に戻された。
そして私の上に跨る。
『...ジ、ジン？』
私に跨ったジンは、私を細い緑色の瞳で見つめたまま何も動かない。
その目を私も見つめ返して、あぁ秀一の瞳の目も緑だなぁと呑気に考える。
でも、ジンのは秀一よりももっと色素の薄い緑色で、冷たいと同時に透明感を感じた。
秀一の方は...
ジン「おい」
いきなり話しかけれてピクリと意識が目の前のジンへと戻される。
ジン「誰を考えている」
『...』
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“何を”ではなくて、“誰を”
ジンを通して秀一を見ていた事にハッと気づいた。こんな状況にまで秀一を思い浮かぶようになったのか、私は。
自分自身でもここまで好きになっているのか、と驚く。
パサリと顔に落ちたジンの色素のない髪。
それにも目線を動かしてはいけないと言うようなジンの鋭い視線に私は何も言えなくなった。
やばい、このままだと、、、
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�犇瑤錣譴覘�
私の本能がサイレンを鳴らしているが、身体は動かない。
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その固まっている私に気を良くしたのか、ニヤリと口角を上げたジンは私の耳元に口を寄せて、
ジン「お前は組織のモノだが、俺のモノでもある......それを忘れるな」
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そう囁き気味に言い、
ジンは私の唇に“噛み付いた”。
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トロ丸くん(プロフ) - 初コメ失礼します。凄く面白くて大好きです！ただ、理解者2から3にかけてがおかしくなっているので修正したほうがいいと思います。更新楽しみにしています！ (2020年4月11日 9時) (
レス) id: 1357d0851f (このIDを非表示/違反報告)
ぱる(プロフ) - めちゃくちゃおもしろいです！番外編とかでもっとジンとの絡みが見たいなぁと思ってますw更新頑張ってください！ (2020年4月10日 15時) (レス) id: 51ee7cd96d (このIDを非表示/違反報告)
イアデビル(プロフ) - 面白いです最新待ってます頑張ってください (2020年4月2日 0時) (レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
斉藤さん - 続編おめでとうございます！待ってました！！今度はジンのターンですね( -ω- `)ﾌｯジン好きの私にはニヤけが止まりませんw (2020年3月20日 23時) (レス) id: 4ec1a4318b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：235711 | 作成日時：2020年3月15日 19時
