果報者2 ページ48
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簡潔にそう言った志保の顔を覗くと、何かを考え込んでいる顔。
もしかして、電話の声で諸星大と気づいちゃった感じ？
救急車の音が聞こえ、数分後、救急隊員が私の元へと駆け寄ってくる。
｢な、何があったんだ...｣
｢君達、大丈夫かい？？｣
担架で運ばれている途中、れいにぃと風見さんが私を覗き込んで来たのが視界に入った。
降谷「A！無事なのか？？生きているんだな！！」
『あ〜もう身体が痛くて死にそう...』
降谷「無事だったのか〜心配かけやがって！！」
『人の話聞いてる？？』
ニコニコと人の話を聞かないで喜んでいるれいにぃ。風見さんの目が合い2人で笑った。
『れいにぃ、解体の仕方教えてくれてありがと。こんな格好で悪いけど...』
降谷「いや、少しでも役に立てて良かった。」
『少しなんかじゃないよ？2本まで絞れたのは本当に助かったし...たぶんれいにぃが教えてくれなかったら私達死んでたよ』
降谷｢そうか...なら良かった｣
『昔、れいにぃに解体を教えた友達に感謝だねね』
私の言葉にれいにぃさ目を見開いたあと、これでもかと思うくらい幸せそうに笑った。
担架に寝させられて、横目でちらりと見えたのは両手を拘束された上矢だった。
だが、先程と違うのは大きく腫れた頬。
あーあー、これはやられたな。
上矢の拘束を頼んだのはアイリッシュだから、あんなにボコボコにしたのはアイリッシュ？
いや、、彼があそこまでやるか？？
小さな疑問を持ちつつも私は救急車に乗せられ、病院へと向かう。
その道中、安心したのか視界が薄れていき、意識を落としたのだった。
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降谷｢...悔しい事に上矢は赤井が捕らえていたよ｣
『...え？秀一が？？』
風見｢Aが頼んだのではないのですか？｣
そっか、
あのボコボコ具合は秀一がやったのか。
怖い、怖すぎる。
敵じゃなくて良かった...
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ってか、アイリッシュが譲ったのだろうか？？
彼も彼で相当上矢の事を嫌っていたから、自分でやるってタイプだと思ったんだけど。
『...頼んでいたのは違う人だった』
降谷「そうか...ところでどちらを切ったんだ？赤と青だったんだろ？」
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あー、と声に出す。
選んだ理由が大したこと無さすぎて、言うのに戸惑ってしまう。れいにぃの前で秀一の名前も出したくないし...
そんなことに命を懸けたのか、と怒られそう。
でも、目の前のれいにぃは知りたそうな顔をしているからおずおずと答える。
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トロ丸くん(プロフ) - 初コメ失礼します。凄く面白くて大好きです！ただ、理解者2から3にかけてがおかしくなっているので修正したほうがいいと思います。更新楽しみにしています！ (2020年4月11日 9時) (
レス) id: 1357d0851f (このIDを非表示/違反報告)
ぱる(プロフ) - めちゃくちゃおもしろいです！番外編とかでもっとジンとの絡みが見たいなぁと思ってますw更新頑張ってください！ (2020年4月10日 15時) (レス) id: 51ee7cd96d (このIDを非表示/違反報告)
イアデビル(プロフ) - 面白いです最新待ってます頑張ってください (2020年4月2日 0時) (レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
斉藤さん - 続編おめでとうございます！待ってました！！今度はジンのターンですね( -ω- `)ﾌｯジン好きの私にはニヤけが止まりませんw (2020年3月20日 23時) (レス) id: 4ec1a4318b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：235711 | 作成日時：2020年3月15日 19時
