野良猫8《名探偵コナン》

捕食者8 ページ10

.

.
これは、、と、顔を上げるとあの少女が私の隣に座ってニッコリと微笑んでいた。


『疲れているようだけど、大丈夫？』


そう無邪気に笑った少女の手にはターゲットの携帯があり、思わず其方に目を向けてしまった。それに少女は気づいたのか、


『ああ、これ？あの男の携帯だよ。私の仕事はアイツの男の部屋にあるパソコンに潜り込むことと、携帯を盗むことだったんだ。』


この子は、一体、、、
あまりの予想のつかなかった展開に何も言えずにいると、さらに少女は私に追い討ちをかける。


.

『あと、ごめんねお姉さん。
貴方の標的を先に取ってしまって』

「え？」

『あれ違った？？パーティー中にずっとあのクソ野郎の事気にしてたみたいだし、拳銃持ってるし？』

そう言って私の足元に目を向ける少女。
その目線の先には確かに足首に仕込んだ拳銃がある。


「...あなた」


そこまで気づかれていたなんて...
さっきまで薄幸な子だと心配していた自分が馬鹿に感じる。


.

『暗殺なら今がチャンスだよ？今はぐっすり寝てるからね。』




.



.



.




これが白川Aとの出会いだった。



.


.



.




.

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

皆様、
野良猫7もですが、沢山のコメントありがとうございます！まさか8まで来るとは...
300話もいつの間にか過ぎてたんですね...

ここまでGATEの事を出しといて、ジンかよ！って思った方もいるでしょうが、ごめんなさい。
私がジン好きなので、絡ませたかったのです。

この第30章は作者の自己満と思ってください(全ての話もそうですが...)


めちゃくちゃ期間が長いですが、見捨てないでくれてありがとうございます！
これからも野良猫シリーズをよろしくお願いします！！

.

捕食者9→←捕食者7

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す