馬鹿者1〜第27章〜 ページ9
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ドッシャーーンと大きな音と共に隣の人物はエンジンをかけた。
警察庁の前では綺麗な銀色の髪をたなびかせて走る女性が1人。
彼女は道路へと飛び出し、車を奪い逃走。
走り出した車を追って私達も車を走らせた。
『で、』
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横の澄まし顔の運転席の男の方を向く。
それに対し目線だけを寄越した秀一に今の疑問を勢いのまま叩きつける。
『急に連れ出されたと思ったら、この状況は何??ご説明お願いします!!』
私の魂の叫びに秀一はニヤリと口角を上げる。
不敵な笑みを浮かべている秀一は、それさえも似合う色男だ。
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前を走る車は高速道路へと入っていく。
料金を払わずに高スピードで突入した車を見て、まさか、と思ったが私達もそれを追うように高速へと入った。
うわぁー、うちらも犯罪者だよぉお
料金所のおじさん、まじでごめんと手を合わせて心の中で何回も謝る。私の姿を横目で見た秀一は淡々と説明を始めた。
赤井「公安から逃げ出したあの女は組織の人間だ。」
『...は?組織の人間??』
さっき車が止まっていたのは警察庁の前。
警察庁から逃げ出した組織の人間...?
ヤバいじゃん!!
れいにぃはどうしてるの!!?
ってか、なんで公安に.........ッ!まさか!!
最悪のパターンが頭に浮かぶ。
まさか...
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『...ノックリスト』
赤井「フッ...察しが良くて助かる」
そう言って秀一は車のエンジンをつける。
フッ、じゃねぇよ!なんだ其の余裕は!!
君はもう組織を抜けている身かもしれないけど、れいにぃもキールも今絶賛潜入中だから!
ノックリストとかやばいから!!
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よる - イッキ見しましたー!2日かかった…(読むのが遅いだけ)面白かったです!更新待ってまーす!笑 (2020年3月14日 15時) (レス) id: c5f0e73031 (このIDを非表示/違反報告)
あやね - 更新まだですか?待ってます!! (2020年2月13日 0時) (レス) id: 4ec1a4318b (このIDを非表示/違反報告)
さち - すごくおもしろいです。続きが楽しみです。よろしくお願いします。 (2020年1月21日 23時) (レス) id: bae193555e (このIDを非表示/違反報告)
あやね - 更新まだですか.....? (2020年1月12日 23時) (レス) id: 4ec1a4318b (このIDを非表示/違反報告)
氷 - めちゃくちゃ面白かったです!個人的にルパン達との絡みを増やしもらったら嬉しいな、と。これからも頑張ってください! (2019年12月22日 20時) (レス) id: 0dd927e5ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:235711 | 作成日時:2019年10月13日 21時