馬鹿者7 ページ15
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車軸に張り巡らされている電気コードを辿るとひとつの消火栓の中に繋がっていた。
『勝手に開けん方がいい』
コナ「...そうみたいだな」
同じことを思ったのか、消火栓のサイドの穴から中を確認した新一。
それを確認した新一はサッと顔色を青くする。
コナ「起爆装置だ」
『どうする？おそらく遠隔操作だから奴らにバレたらポチッとボタンを押されて終わりだね』
コナ「くそ！」
『...確かれいにぃは解体できるよ』
私の情報に新一はある程度これからの作戦が出来たらしい。
コナ「先ずは赤井さんと合流しよう。きっと既に観覧車内にはいるはずだから」
それに私は頷き返すと秀一を探すために走り出した新一の後を追う。
コナ「赤井さーん！いるなら返事をして！」
大声を出して秀一を名前を呼ぶAに対し、私は耳を澄まして周りを見渡す。
すると、
『！』
微かな声が聞こえ、目を見開く。
『(なんだ？)』
一般人よりも良い聴覚がとらえたのは走っている音。叩く音。転がる音。滑る音。
コナ「どうした？また帰れとか言うんじゃねぇんだろうな？」
再び立ち止まって黙った私に声を掛けてきた。
その様子から新一には何も聞こえていなかったみたいだ。だが、確かに聞こえた。
組織の人間か？？
この観覧車内にいるのか？
ここには新一もれいにぃも秀一もいるだろう。
見られるのはまずい。
警戒網を広げ、場所を探ろうと神経を研ぎ澄ます。
『(気配は遠い...が、2人。)』
聴覚だけに集中するために目を閉じ気配を読む。微かな音を聞き取り、その人間が何処の方向に居るかしぼる。
『(...上から？)』
不規則にバラつく足音にが上の方で聞こえる。ただ走っているのではない不自然な音に何かが行われていると予想できる。
『あー、すまん新一。ちょっと別行動させてくれ』
コナ「？、どうした？？」
『ちょっとね。』
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もし組織の人間だったら、新一と会わせるのは危険だ。ここは私が何とかしなければ。
『新一は先に秀一と合流して』
コナ「分かった」
新一も二手の方が効率がいいと考えたのか、お互い頷き合って別れて走り出した。
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よる - イッキ見しましたー！2日かかった…(読むのが遅いだけ)面白かったです！更新待ってまーす！笑 (2020年3月14日 15時) (
レス) id: c5f0e73031 (このIDを非表示/違反報告)
あやね - 更新まだですか？待ってます！！ (2020年2月13日 0時) (レス) id: 4ec1a4318b (このIDを非表示/違反報告)
さち - すごくおもしろいです。続きが楽しみです。よろしくお願いします。 (2020年1月21日 23時) (レス) id: bae193555e (このIDを非表示/違反報告)
あやね - 更新まだですか.....？ (2020年1月12日 23時) (レス) id: 4ec1a4318b (このIDを非表示/違反報告)
氷 - めちゃくちゃ面白かったです！個人的にルパン達との絡みを増やしもらったら嬉しいな、と。これからも頑張ってください！ (2019年12月22日 20時) (レス) id: 0dd927e5ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：235711 | 作成日時：2019年10月13日 21時
