野良猫6《名探偵コナン》

未熟者23 ページ46

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Aと工藤新一が乗った船を見つめる。



次元「どうするルパン...今度会ったら捕まっちまうぜ？Aも認めてるっぽかったし」

ルパン「はははは！バカおっしゃい。名探偵コナン、か......」


前に撮ったコナンの驚いた顔を出す。
そのカメラにそーいえば、とある物を思い出した。


ルパン「あ、そうだ。これいるか？」

次元「なんだ？...は！？な、なんだよこれ...」

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そう言って次元に見せたのは、Aのメイド服の写真。
正面ではないが、少し笑っている横顔の写真と、全身写真の2枚。

こっそりAにバレないように撮っておいたのだ。まあだからカメラ目線ではないのだが。
しかも水に濡れた後で、なんとも言えない色気がダダ漏れだ。

ルパン「んで、次元ちゃん？いるのいらないの〜？」

次元「...............いる」

ルパン「だよな〜？？これは五ェ門にも送らんとな！！」


小さい時から見てきたA。
素直に甘えることができない性格の分、沢山愛情を注いできたつもりだ。

俺らのかわいいかわいい姫のような存在。
そんなAが...



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『でも、私には大切な人ができた。』

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大人になった気がした。

嬉しいと思う隅に、どこか悲しいと思う部分がある。俺らの元から旅立ってしまうのではないか、と。

父親はこんな気持ちなのかもしんねぇな...
まぁ次元は父親のポジションで収まる気はねぇみたいだがな....


なぁ、そうだろう？？貴明。

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おめぇの娘は素敵な女になったぞ。





Aのメイド姿と工藤新一の写真をお気に入りに登録したのだった。



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第24章 「未熟者」 完


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