未熟者21 ページ44
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新一とふじこねぇが先に船に乗り私も乗ろうとした時、ルパンの私の名前を呼ぶ声がした。
『どーしたの？』
不思議に思って聞くと、ルパンは次元と一瞬目を合わせて言いずらそうに、
ルパン「なぁ、もうこのままイタリアまで行っちまって前みたいに一緒に世界を飛び回ろうぜ？」
優しいお誘い。
『ｯ、』
決心が揺らいだ気がした。
ルパン「俺らと一緒にいれば上矢も簡単には手を出すことはしないだろ？」
やっぱりもうなんでも知ってるんだ...
上矢の名前も知ってるし...
『そうだけど…』
次元「お前は悪くねぇよ。お前が首謀者を殺したんじゃない。お前は正しい事をした。」
ルパン「そ〜だぜ？自害した奴らに節目を感じる必要はない。」
...そうなのかもしれない。
『でも、私には大切な人ができた。』
ルパン、次元「、、、」
私の言葉に2人は黙って顔を見合った。
賢い2人は私の考えていることが分かったんだろう。
『上矢は最悪私の周りの人を使うと思うよ？私はその人達を見捨てる事はできない。……それだけ大切な人達。そう、ルパン達と同じくらい』
志保や蘭、園子、新一...
沢山の守りたいと思える人達。
そして.....
『それに、私はれいにぃと秀一の溝を埋めたい。完全に埋めることはできないと思うし、あちらからしたらお節介だと思う。』
そう、これはお節介だ。
彼らには彼らの過去があって、私が簡単に口出ししてもいいものでは無い。
でも、
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『でも...私の大事な人達が争っているのを黙って見ているのはイヤなの』
次元「降谷零は仲間の仇討ちのために赤井秀一を殺そうとしてるんだろ？」
『そうだけど、、、そこじゃない』
そこじゃない。
ただれいにぃには、怒りに任せて秀一を殺して欲しくないんだ。
仲間の仇討ちのため。
れいにぃはそればかりに囚われている。
だけどもしそれが叶ったら、れいにぃはその後どうなるだろうか。
『復讐した後は、どう思うんだろう？』
復讐したら全てが解決、とスッキリした気持ちになるだろうか。
それは私がGATEにしてしまったことによく似ているのではないだろうか。
首謀者を倒せば、全てが終わる。
復讐すればスッキリする。
...そんな事ない。
表から見ればそれは解決したかもしれない。
でも、だからといって兄貴は帰ってこなかったし、私の心はまったく晴れていない。
残ったのは......空虚感。そう、無念だ。
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朔(プロフ) - 小説を書いたことのない私なので大したことない感想しか言えないのですが、構成？がしっかりしてて読みやすいなと感じました。次の更新がいつになるかわかりませんが、楽しみに待ちたいと思います。素敵な作品に会うことができ、とても嬉しいです。応援しております。 (2019年8月31日 21時) (
レス) id: b04719a6f1 (このIDを非表示/違反報告)
瑠李(プロフ) - 更新待っています笑頑張ってください応援してます笑 (2019年7月5日 13時) (レス) id: c293b9e325 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 更新とても嬉しいです！すごく大好きなお話なのでこれからも応援してます♪ (2019年5月3日 12時) (レス) id: 43ab538aea (このIDを非表示/違反報告)
れい。 - めちゃめちゃ面白いです！！！更新頑張ってください！（≧∇≦） (2019年5月2日 1時) (レス) id: bbafcd59f2 (このIDを非表示/違反報告)
まいやん - 続編おめでとうございます！待ってました！！更新頑張って下さい。応援してます(^o^)/ (2019年4月28日 22時) (レス) id: 4ec1a4318b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：235711 | 作成日時：2019年4月28日 21時
