未熟者15 ページ38
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ミラ「キース...」
振り返ってミラ王女の方へと近寄るキース。
新一もいつでもボールを打てるようにと陰で構えていたが、私はそんなの1ミリも心配していなかった。
なぜだって？
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『そうですね...楽しんでいたと思いますよ。一時でも王女という立場を忘れて。』
キース「そうですか」
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あの時、そう言って心底嬉しそうに笑った伯爵を知っていたから。この人は心からミラ王女を大切に思っているのだから。
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キース「我がスティンガー家は王家に仕えて200年。私の体に流れる血は...」
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その言葉に私は口角が上がる。
この人がミラ王女に仕えていてホントに良かったと思う。
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キース「最後の一滴までヴェスパニアに捧げる！」
小五「決まったぜ〜......え？」
ルパンの声にそちらに目を向けると、ルパンの腕には手錠が。
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小五「な、何コレ〜？」
銭形「そろそろ暴れそうだったからな。どさくさに紛れていつものパターンだろ？ルパン」
ルパン「あれ？バレてた？？」
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そう言って変装を解くルパン。
そりぁバレるだろ！
蘭パパと全然ちゃうし。
ってか、さっき思いっきりとっつぁん呼びしてたし！！
銭形「2ページ前を思い出してみろ！」
やっぱりあそこかァァァ！
ほら見ろ！
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ルパン「ありぁ、なーんでこのタイミングで？オニーチャンがカッコよく決めてんのにー。とっつぁん空気読めよ〜」
銭形「知ったことか！わしはお前さえ逮捕できればそれでいい」
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ジラ「貴様ら！」
ミラ「本当に、全て、おじ様の仕業なの？」
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ミラ王女が震えた声でジラード公爵に問いかける。その目は震えていて、現実が受け入れられないみたいだ。
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ジラ「ああ、姉さんにはこの国は任せられん。野心なき王とは、もはや王の器ではない。その子供達に変わっとて結果は同じ。」
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は？サクラ女王は王の器ではない？？
これ程国を治めるに相応しい優しい王はいない。これを侮辱するのか？この男は、
自然と手に力がこもる。
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ミラ「それで...兄も...私も」
ジラ「残念だよキース。だが最後の望み、私が叶えてあげよう」
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この場に居たって最後まで上からの言葉のジラードにプッツンの堪忍袋の緒が切れた。
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朔(プロフ) - 小説を書いたことのない私なので大したことない感想しか言えないのですが、構成？がしっかりしてて読みやすいなと感じました。次の更新がいつになるかわかりませんが、楽しみに待ちたいと思います。素敵な作品に会うことができ、とても嬉しいです。応援しております。 (2019年8月31日 21時) (
レス) id: b04719a6f1 (このIDを非表示/違反報告)
瑠李(プロフ) - 更新待っています笑頑張ってください応援してます笑 (2019年7月5日 13時) (レス) id: c293b9e325 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 更新とても嬉しいです！すごく大好きなお話なのでこれからも応援してます♪ (2019年5月3日 12時) (レス) id: 43ab538aea (このIDを非表示/違反報告)
れい。 - めちゃめちゃ面白いです！！！更新頑張ってください！（≧∇≦） (2019年5月2日 1時) (レス) id: bbafcd59f2 (このIDを非表示/違反報告)
まいやん - 続編おめでとうございます！待ってました！！更新頑張って下さい。応援してます(^o^)/ (2019年4月28日 22時) (レス) id: 4ec1a4318b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：235711 | 作成日時：2019年4月28日 21時
