未熟者13 ページ36
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王宮、東屋。
夕暮れ頃、銭形警部の言伝でここに集まった私達。私は無事、メイドとしてここに紛れ込んだ。
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ジラ「これで全員か」
「はい、私たちが最後だと思いますが...」
「何があるんでしょう?」
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蘭パパに目を向けると、完璧に化けているルパンがいる。私にしか分からないだろうが、雰囲気は殆どルパンそのものだ。
お互い目を合わせて小さく頷き合った。
近くには同じくメイドに変装したふじこねぇもいる。なんとも心強いメンバーが揃っている。
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キ「これで良かったのですか?銭形警部」
銭形「はい、ありがとうございます」
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全員が集まったことを確認したとっつぁんは、おほんと咳をして皆を1度見渡した。
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銭形「皆さんに集まって頂いたのは他でもありません。先程応急金庫の中から、クリーンクラウンが盗まれました。その犯人とは...ほ?...へ??」
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すると突然そう気の抜けた声を出してふらつき、眠ってしまった銭形警部。
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え、これって新一の仕業だよね?
なに銭形警部狙ってんの??
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キース「どうしました?」
銭形「いるんですよ、この中に。ミラ王女を殺そうとしている犯人が...」
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あれ、続けるの?みんな不審に思わないの??
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蘭「それ調べてたのは...」
小五「え?俺ぇ?」
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ちょ、ルパン、素が出てる!
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銭形「全ての発端は...あの不幸な猟銃事故...あれは事故ではありません」
蘭パパの不可解な言葉に目もくれず、新一は話を続けていたが、
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銭形「ふわァァァなんだぁ?」
何故かとっつぁんが起き始めた。
『ちょ、は?』
え?麻酔針効いてないの?超人じゃん。
ちらりと柱の裏に隠れている新一に目を移すと、新一も予想外だったようで慌てている。
これは、助けに出ないと危ないか?と思い、柱に足を向けようとすると、
小五「そう!事故に見せた殺人だったのです。」
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ルパンが助太刀をしたのだ。
ルパンはカメラを新一に見せていて、それを確認した新一は立ち直る。
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泥棒と探偵。
この2人の共闘か...
面白そう!!
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これは敵無しの心強い味方だな。
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小五「ちょっと先に喋らせてくれねぇか、とっつぁん」
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いや、前言撤回。
不安要素ムンムンだわ!!
今、とっつぁんって言った!!
バレるよ!?大丈夫なの??
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朔(プロフ) - 小説を書いたことのない私なので大したことない感想しか言えないのですが、構成?がしっかりしてて読みやすいなと感じました。次の更新がいつになるかわかりませんが、楽しみに待ちたいと思います。素敵な作品に会うことができ、とても嬉しいです。応援しております。 (2019年8月31日 21時) (レス) id: b04719a6f1 (このIDを非表示/違反報告)
瑠李(プロフ) - 更新待っています笑頑張ってください応援してます笑 (2019年7月5日 13時) (レス) id: c293b9e325 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 更新とても嬉しいです!すごく大好きなお話なのでこれからも応援してます♪ (2019年5月3日 12時) (レス) id: 43ab538aea (このIDを非表示/違反報告)
れい。 - めちゃめちゃ面白いです!!!更新頑張ってください!(≧∇≦) (2019年5月2日 1時) (レス) id: bbafcd59f2 (このIDを非表示/違反報告)
まいやん - 続編おめでとうございます!待ってました!!更新頑張って下さい。応援してます(^o^)/ (2019年4月28日 22時) (レス) id: 4ec1a4318b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:235711 | 作成日時:2019年4月28日 21時