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臆病者1〜第23章〜 ページ15

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学校帰り。
蘭と園子とコナン君と私の4人でポアロにお邪魔している。
運良く、客は私達だけしかいなくてれいにぃも私達の会話に参加している。



園子「そうそう!Aは退院後間もない時だったから誘わなかったんだけど、みんなで一緒にテニスしに行ったの!」

『みんなでって、、安室さんも?』

安室「そうですよ。コーチとして連れていかせて貰いました。」


私が知らない時にそんなビッグイベントがあったのか。
話によると、キョーゴクさんという人のために、園子はれいにぃの指導を頼んだらしい。


『キョーゴクさん?』

蘭「京極真さん。園子の彼氏なの」

『ああ、噂の。園子にも、ねぇ?』

園子「何よその、こいつにはありえないって面は!!失礼ね!」


その私に向かってキャンキャン言う園子に対してじょーだんじょーだんと笑って手をヒラヒラした。


れいにぃがテニスねぇ、、
あー、確かジュニア大会で優勝したとか言ってたっけ。でもまぁ、この歳で女子高生の相手はきついよなぁ。


『もうすぐ三十路のおっさんがそんなに張り切って大丈夫なの?』

安室「…大丈夫ですよ?
僕、体力には自信があるので」


そう言ってニコニコ笑う安室さん。
“僕”とか言ってるよこの人、、、
あなた一人称、“俺”だったでしょう?


呆れた目で見つめると視線を感じた。
その視線を辿ると新一だった。
なぜか、少し驚いた顔で私達を見つめている。

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『ん?コナン君どうしたの?
そんな驚いた顔して、、、』

コナ「あ、、えっと、よく安室さんの年齢が分かったなぁーって」

安室『「え?」』

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二人同時に気の抜けた声が出た。
バッとれいにぃの視線がこちらに向けられた気がした。


蘭「確かに!そうそう!!私達は安室さんのこと、最初は大学生くらいだと思っていたから、、、」

園子「それに、いつ知り合ったのよ!」

『え、えーと、』


あ、やっべ。
コイツ(新一)の前でボロは出さないって決めていたのに。
ちらっとれいにぃを見ると余計なことは言うな、と鋭い目線。うん、怖いっす。




『えーと、、知り合ったのはある事件で、年齢が分かったのは加齢臭かnっいたっ!!』

安室「これ以上言うと、殴りますよ??」



ゴツンという音とともに頭部に感じる痛み。
もうなぐってんじゃん!!


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私は気づいていなかった。
その時の難しい表情の新一を。
そして、動き出している秀一達のことも。



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(プロフ) - 小説を書いたことのない私なので大したことない感想しか言えないのですが、構成?がしっかりしてて読みやすいなと感じました。次の更新がいつになるかわかりませんが、楽しみに待ちたいと思います。素敵な作品に会うことができ、とても嬉しいです。応援しております。 (2019年8月31日 21時) (レス) id: b04719a6f1 (このIDを非表示/違反報告)
瑠李(プロフ) - 更新待っています笑頑張ってください応援してます笑 (2019年7月5日 13時) (レス) id: c293b9e325 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 更新とても嬉しいです!すごく大好きなお話なのでこれからも応援してます♪ (2019年5月3日 12時) (レス) id: 43ab538aea (このIDを非表示/違反報告)
れい。 - めちゃめちゃ面白いです!!!更新頑張ってください!(≧∇≦) (2019年5月2日 1時) (レス) id: bbafcd59f2 (このIDを非表示/違反報告)
まいやん - 続編おめでとうございます!待ってました!!更新頑張って下さい。応援してます(^o^)/ (2019年4月28日 22時) (レス) id: 4ec1a4318b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:235711 | 作成日時:2019年4月28日 21時

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