訪問者8 ページ10
.
.
『、、、、(うーん)』
.
さっきから銀髪お兄さんの視線を感じる。
それもめちゃくちゃ、、、突き刺さってます。
.
ジン「おい」
この沈黙の気まずい空気を壊したのはお兄さんの方だった。
.
ジン「、、、猫は、、野良猫なのか？」
『！、、、うん、そうだよ。たまに飼い猫も混ざってるけどね』
.
なんか脅しとか取引とかの話を持ち出されると思っていたけど、以外に普通の質問をしてきて少し驚く。
.
ジン「、、Aといったか」
『え、うん』
これにもまた驚いた。
まさかあの状況で言った名前を覚えているとは、それに下の名前で呼ばれるとは思わなかったっす。
アァー完全に名前覚えられたよーーーー！
.
頭の中で発狂しているけど、(真顔で)お兄さんは続けて質問をしてくる。
.
ジン「猫はなんでそんなにお前の言うことを聞く？体質だけでは答えにならないだろ」
.
『あー、それはほんとに体質なんです。
それにですね、猫は私の言うことを聞くっていう理由ではなくて、、ギブアンドテイクって言うか、、、、』
.
私は猫達を家来、雑用、部下のように私の言うことを何でも聞く存在、となんて思われたくなかった。
それだけは訂正しないといけない。
.
.
『友達なんです。』
.
ジン「！」
.
私の言葉にお兄さんの目が少し開かれる。
猫と友達とか、、どこぞの〇〇松じゃあるまいし、
、、絶対変人だと思われてるよ！！
.
.
まあ、この体質のせいでいじめられてきたのは事実だし、この体質を昔は憎んでいたこともあった。
、、、あの人達に出会うまでは。
あの人達と出会い、色んなことを教えて貰って今の私がある。そして、現在のこの場所へと快く見送ってくれたのも彼らだ。
でも、やっぱり初対面の人と会うのは嫌だ。
気持ち悪い、近寄らないでと言われるのは、、、
もう嫌だ。
どうせ、この人も、、、、、
.
.
ジン「面白いじゃねぇか」
.
『、、、え？(あっ、、笑った)』
.
ニヤリと笑って言葉を発したお兄さん。
笑ったところを、初めて見た。
なんか貴重なものを見たようで嬉しくなる。
心が跳ねた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1523人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
猫好き - うんうん！猫はいいよね！ だから捨てるやつは……ユルサナイ(^^)（小説に関係無さすぎワロタ） (2019年6月9日 13時) (
レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
ナギやん - シロさん» これを書いてるのは作者なんだしスタイルもそれぞれ、スタイルに良い悪いはないと思います。なので作者のスタイルを否定するのは如何なものかと、、、 (2019年5月5日 16時) (レス) id: 86dc9dbf12 (このIDを非表示/違反報告)
シロ - 読点「、」の羅列は読みにくいので三点リーダー「…」に直した方が良いと思います。 (2018年10月21日 10時) (レス) id: cbc826e585 (このIDを非表示/違反報告)
235711(プロフ) - にわなずなさん» ご指摘ありがとうございます！ (2018年10月12日 23時) (レス) id: e932b9528c (このIDを非表示/違反報告)
にわなずな(プロフ) - 参画者2ザ・エンドではなくジ・エンドですよ (2018年10月1日 20時) (レス) id: 895a4f49cb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：235711 | 作成日時：2017年7月1日 0時
