野良猫《名探偵コナン》

参画者8 ページ48

.

その後、男は自分以外に誰もいないと確認し、
カルバどんの武器をすべて奪い取り、、、

そして、、、


.





.
「バキッ！！！」


.

『ｯ！！！』


カルバどんの両足を容赦なく折ったのだ。
うぎゃっと思わず出てしまいそうになる声を必死に口の中に閉じ込める。

カルバどん！気絶していてよかったね！！
意識あったら、痛すぎて死んでると思うよ！！


カルバどんを見つめる男性の感情もクソもない目に背筋が凍る。
カルバどんは手羽先ではありません。

.



カルバどんの両足を奪ってやる事が無くなったのか、男性はプラチナブロンドの髪色の女性達がいる方へと歩き出した。

.


.


『ふぅ、、、』


どうやらバレなかったようだ。
一気に力が抜け、安心する。



.






.




.
いや、安心していた。


気を抜いた瞬間だった。


.


ｶﾁｬﾝｯ、、、


.
？「！」

.
『っ！しまっ、、』



ポケットに入れていた携帯が滑り落ち、落下音がなった。


.

音のない空間で、その音は響いた。



.

その音は運悪く男性の耳にも入ったみたい。
男は歩みを止め、こちらの方へとゆっくり振り返った。



？「誰だ。」



『ｯ！』


.
男性から発せられた抑揚も何も無い声にﾋﾞｸﾘと肩が揺れる。
頭の中にはカルバどんの残骸が横切る。
絶対に骨折られたくない！！

スゥーと冷や汗が頬を滑り落ちた。
どうすればいいか分からず、沈黙を突き通す。



.

？「誰だ、出てこい。」


.
シャコっとポンプ音が聞こえる。
やばい、相手はショットガンを持っていた！
脅しの音なのか本気の音なのかもわからん！


やばいやばいやばい！！

.

.



どうする？このまま大人しく出るか！？
いや、カルバどんの仲間では無さそうだけど、私の敵じゃないとも言いきれない。

それに、あの手慣れた骨の折り方。
絶対やばい人だって！！出たら殺される！！！

.


.


コツコツと足音が近づいてくる。
その音が大きくなるに連れて私の心音も大きくなっていく。
その間も必死に私は考える。
どうすればいい！！


しかし、タイムミリットはすぐだった。
.




.



.


？『、、、来ないのならこちらから行くまでだ。』






、


黙り通す私に虫酸が走ったのか、男は溜息つき気味にそう言った。
そしていきなり早くなった足音。



足音はあと数メートル！！



.

もうダメだ殺される！！



.

.
────────────────


.

めっちゃキリが悪すぎですけども続編いきます！

この小説の続きへ→←参画者7

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す