野良猫《名探偵コナン》

解明者5 ページ36

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コナンside



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コナ「で、なんで夏樹おねーちゃんはここに？新一兄ちゃんならここにはいないよ？」

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一番に聞きたかった話の内容をさりげなく聞く。
いつもの子供らしい笑顔で、自然に。

ベルモットの招待状から数日後、いつ灰原の命を狙う組織の者が現れるか厳重に阿笠邸を見張っていた。

そして現れた如月Aと名乗る女性。
バスジャックでは素人ではありえない動きをしていた要注意人物の一人。
そんな彼女が今、現れたのだ。

彼女は何故か俺の家を見上げ、その後インターホンを押す。
誰も居ないのを分かったのか、引き返そうとしていた所に偶然を装って話しかけた。
なにか情報を持っているかもしれない。


関係あるのか？あのベルモットに、、、

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『いや、別に居ないならいいんだ』


コナ「、、、？そうなの？」


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簡単に引き返そうとする如月A。
簡単に、だ。
組織の関係者では無いのだろうか。

「じゃあなんで？」と明るく聞くと、

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『人を探しているんだ。
工藤新一君に依頼しようと思ってね』

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如月さんは俺をじっと見つめながらそう言った。
その視線は俺を見つめて離さない。まるで何かを試しているかのように、、

その視線から何となく逃げたくなって、如月さんから目をそらし話題を変える。
そちらが何かを試すのなら、こちらからも試してみようではないか、と。

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コナ「どうして新一兄ちゃんなの？探偵なら小五郎のおじちゃんがいるでしょ？」
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最近の俺の活躍は新聞などのメディアでは出ていない。今ならおっちゃんの方が多い。
現在の活躍を見るなら、おっちゃんに頼る方が妥当ではないか？



『小五郎のおっちゃんって毛利小五郎のこと？』




コナ「うん！今、居候させてもらっているんだ！」




『へ〜、まあ江戸川には悪いけど、私は毛利小五郎よりも工藤新一君の方が優秀だと思ったからね』




コナ「！そうなの〜？」



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新一「(ククク、、悪ぃなおっちゃん、、、)」



柄にもなく顔がニヤついてしまっている気がする。






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この時、如月Aが違う意味でニヤついていたなんて気が付かなかった。



そして、小声でポツリと言ったセリフも。

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『ダウト(見つけた)』


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