野良猫《名探偵コナン》

乗客者9 ページ21

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『、、、面白そうじゃん』


自信に満ちた少年の声を聞き、口角が上がった。
何をする気だ？と考えていた時、視界が明るくなった。トンネルから出たのだ。


男1「よォし！スピードを上げろ！！」

男2「下手なマネはするなよ、、、俺達の言う通りにやってりゃ助かるん、、、」
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「よく言うよ、、どーせ殺しちゃうくせに、、」




目の前に持ち上げられた爆弾。
そして、さっき少年が書いてあった文字、、、バックミラーに写るメッセージを確認し、目の前の前の座席を手で強く掴む。

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男1、2「「な！？」」


少年「だってみんなに顔を見せたって事はそーいうことでしょ？何とかしないとみんな殺されちゃうよ、、、、、、この爆弾で！！」



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男1「こ、このガキ黙らせてやる！！」

男2「おいバカ！撃つなよ！！」


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少年の推理が図星だったのか焦るバスジャック犯共。はっはっはっー驚いてやんの
長身の方の男は短気なのかさっきから銃を突き出して脅すばかり。そして、もう1人に止められる。

どこから仕入れた銃なのかは知らないけど、こんな撃つ勇気も実力もない奴にトカレフを持たせないで欲しい、、、逆に銃が可愛そうだ。

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男1「ん？何だァ？その赤い落書きは、、、？」


男はやっとメッセージに気づいたみたい。
鏡文字をいち早く解読出来るのは、バックミラーで見ている運転手だけ、、！



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少年「早く！！！」


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運転手「(、、、STOP！？)」




キキキキィィィィッーーー！！！




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運転手が読み取ったのか急ブレーキが踏まれ、車内が大きく揺れた。


男1「おわっ！」



この事態をまったく知らなかった男達は対処できず、身体は揺れに支配される。

視界の隅で少年のお友達が、補聴器を付けてる男性を誘導したり、爆弾を抑えているのが見える。


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『(、、、ここからが勝負だよ、、少年、、)』






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揺れが収まり、車内は荒れていた。

揺れが無くなった瞬間、目の前の少年が動き出す。
揺れのなすがままにされていた男達は壁や床に身体を打ち付けられていて、弱っている。

、、、チャンスだ！


まずは一人目。

銃を構えようとした男に、、なんだあれは？？腕時計から何かを発射させ、男の意識を奪った。

麻酔針かな、、？


それに、、、
起き上がろうとしていた男性に手刀を入れようとしていた男性も目に映った。

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手刀入れる前に倒れ込んだ男を見て不思議そうな顔をしていた男性にちょっと笑ってしまったのは私だけの秘密だ。

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