野良猫２《名探偵コナン》

協力者25 ページ38

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つまり、あの時を思い出させるようなこの今の現状に私は恥ずかしさしか湧かないのだ。

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こんな体制で運転？？
無理無理無理無理！！
恥ずかしくて死にそうだわ！！



いやー、この顔を見られないだけでもまだマシだわ。
私が前で運転していてよかった！！

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しかしそう考えていた瞬間、赤井捜査官は私の腰に回す腕をさらに強めたり、ずらしたりしてくる。


なにこれ、わざと！？
気づかれてる！？
身をよじると、ふっと笑った声が微かに聞こえた。
ハイ確定。バレてますね
ちょっと、赤井捜査官！？
運転中なんですけど！？




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『ちょっと、こそばゆい！』

赤井「あぁ、すまない。君の反応が面白くて、、、」

『はぁ？落とすよ！？』


完全に遊ばれている。
絶対バカにしてる。
私はこういうことには慣れてないんだよ！
このプレイボーイめっ！
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心の中でグサグサ悪口を刺した。

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『、、ってことがあったんだよ』

コナン 「へぇ〜(完全に気に入られたな)」


その後日、学校帰りの新一に会い、来良峠での出来事を報告した。
赤井捜査官からのちょっかい話も。
ああ、もちろん私が昔にジンに会ったことがあることは言っていない。否、言うわけない。

携帯電話は後日、ジョディ捜査官に返してもらったらしい。
シリアルナンバーは違ったらしいが。


コナ「、、、一件落着だな」

『、、、うん』


全ては新一と赤井捜査官の思惑通り事は進んだ。
新一は計画通りにいって嬉しそうにしているが、私の気持ちはあまり晴れていなかった。

なぜなら、、、



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赤井秀一を死なせてしまったから。

もちろん本人は死んでいない。
書類上の死亡だけど。

でも、、赤井秀一の死亡により、悲しむ人は多い。
赤井捜査官を慕うジョディ捜査官だって、キャメル捜査官だって、、、

敵を欺くには、まず味方から？？

私がジョディ捜査官達の立場だったら、自分の力不足で赤井捜査官を殺してしまったと一生後悔する。
ついその取り残される立場の人達の気持ちを考えてしまう。

もっと別の方法があったのではないか？
、、、かと。

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でも、、、
“あの時”の赤井捜査官の決意の目を見て、彼の心はもう決まっているのだと分かった。


「明美のためにも」


そう言われたら、私は何も言えなかった。
てか、こんな気持ちでこの計画に協力していたら、逆に赤井捜査官に失礼ではないのか？？


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