野良猫２《名探偵コナン》

協力者23 ページ36

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『どうしよ！！』


改めて恐ろしい境遇に気づき、叫びオロオロする私に赤井捜査官はひとつ、呆れたと言っているような溜息をついた。

はい、そうですそうです。
私の責任です！

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赤井「まあ、、今まで何も関与してこなかったってことはおそらく大丈夫だろう、、、」


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慌てる私と対照的に冷静にそう簡単に結論を出した赤井捜査官。

でもまあ、それはこの人に同意だな。
白川Aという同じ名前の人なんて、この世の中、沢山いるだろう。
実際あの時、銀髪の兄ちゃんは何の反応も見せなかったし、、、。

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それに今頃、、、
「FBIの切れ者の赤井秀一を殺せたー！うえーい！！そして、キールおかえり！！」という名の祝杯会でも挙げてるだろう。

私の事なんてとっくに記憶にないはず、、、
え？キャラが違う？？気にせんといてやー



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ってことで、、。

この件は一件落着だね！








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だよね、、？


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赤井Side

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数十分後、パトカーのサイレンの音も止んだ。
それから少し歩くと、そこにAのバイクが停めてあった。


「ホー、KAWASAKI KSR110か、、、」

『うん。あなたの愛車みたいに高級でも、大きくないけど、、、あ、もうおじゃんか』

「中古じゃなくても、10台は買えるな」

『うーわ、嫌味なヤツめ』


俺の(もう無き)愛車への嫉妬なのか、軽い嫌味に俺も嫌味で返す。
それに対し、Aはバイクにエンジンをかけると、ヘルメットをこちらに投げて寄越してきた。、、、かなり強かった気がするのだが。


バイクに座るAの後ろに跨り、走った時に振り落とされないようにと手をAの腰に回した。
当然のようにした行為だったが、手を回した時、「っ、」と少しAが少し身をよじったのを見逃さなかった。

赤井「、、、？」

なんだ？と疑問に持つ。
何か変なことをしただろうかと、Aの顔を確認したいが、前を向いているため、どんな顔をしているのか見ることは出来ない。

しかし、すぐにその理由に気づいた。
黒髪の隙間から時々見える耳が赤く色づいていたからだ。


もしかして、、、


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赤井「(こういうことには不慣れなのか？)」


アメリカの女性はタッチが多い。
こういう身体が触れることへの意識は日本とは全然違う。
挨拶においてだって、距離感は違う。
ましては腰に手を回すなど、もってのほかだろう。

その初な反応に胸の高揚感を少し感じ、ふっと口角が上がった。

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