野良猫２《名探偵コナン》

協力者11 ページ24

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医師「まだ身体のだるさは残っているかもしれませんが、後はよく睡眠を取りしっかり休めば回復しますよ。身体が少し楽になったら病院内を歩いてください。」

『はい、分かりました。』

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脱走に諦めた私は素直に検診を受けた。
そんなに大事にはならず、数日で退院できそうだ。
なんなら、今すぐに窓から飛び出してもいいけど。

チラリと窓を見ても視界に入るのは例のあの方。
なんだよ！例のあの方ってヴォルデモートかよ！！

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医師「それで、、、あの、、、」

『、、あ、はい？なんですか？』


頭の中のハリポタワールドに首を振り、医師の話に耳を向ける。
医師は言葉を濁すように言いずらそうにしている。


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医師「申し訳にくいのですが、両親はお亡くなりになっていますので、代わりの保護者となる人に連絡したいのですが、、、」

『あー、、、』

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連絡ねぇ、、
まあ、お亡くなりになったとされている両親も私が架空で作った戸籍なんでどっちにしろ連絡つかんけど、、、。それに苗字もだから、いろいろめんどくさくなりそうだな。

どうしようと迷った時、

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？「大丈夫です。後は我々FBIが手続きします。」




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『、、、は？』

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思わず口から漏れた女子力ゼロの言葉。


医師「あっ、、そうですか。それでは如月さん、明後日もう１度検査しますからね」

お大事に、と医師は立ち上がるがそんなことは全く耳に入っていない。
ただ唖然とその男性を見上げる。


なんて言った？？
FBIィ？？は？ここはJAPANだぞ！？

なんでFBIが？

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睨むようにその男性を見つめた。
もし私の正体がバレてここに押しかけてきたのだとしたら？でも、この男は私よりも先に病院にいただろう。

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医師が完全に部屋から出ていくのを横目で確認したFBIは医師が座っていた椅子に足を組んで座る。

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『、、、』

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？「そう殺気を出さなくていい。
俺の名前は赤井秀一。よろしく」

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赤井と名乗るその男は私の前に手を差し伸べるけど、私はその手を握るつもりはない。
かわりに、


『FBIが私に何の用ですか』


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と、問う。
ただの倒れた患者なら医師に渡すだけでいい。
しかし、まるで見張りのように付いているこの男。
そしてよく見たらこの病室は個室じゃん。

個室ということは、ほかの一般人がいないということ。つまりは取調室と変わらない。

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明らかに違う対応をされている。
これは、中々まずい状態かもしれない。

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