野良猫２《名探偵コナン》

協力者6 ページ19

.


.
周りがザワザワとざわついた。

まさか、あの天才ハッカー白川Aの正体がこんな子供だとは思わなかったのだろう。
俺もその現実を知り、身体が固まった。
その時、


「ﾊﾟﾝｯ」

と、突然俺の右肩に銃弾が掠った。
左手で傷をおさえ、銃弾の来た先を見ると次元大介が銃口をこちらに向け、拳銃を構えている。
その隙に白川Aは次元の方へ走っていく。
しまった、、、
その様子をただ呆然と立って見ていた。
これ以上動いたら撃たれかねない。

.


.

「、、、ルパンは？」


近くにいた一人の隊員がそう呟いたのが耳に入る。

そうだ。ルパンは？？
少女に気を取られていてルパンと次元の存在を少し忘れかけていた。
この傷がその証拠だ。


周りを見てもその姿は見つからない。
いったいどこに？


.
すると、俺の２時の方向から車のエンジン音が聞こえる。明らかにパトカーとは違う車の音だ。
現れたのは黄色のフィアット。
運転しているのはルパンだった。

やられた。
ルパンはさっきの間に逃げる手段を取りに行っていたんだ。


その車は二人の前に止まり、二人を乗せて走ってはなれていった。


.


.
銭形「車を出せェ！追うぞぉ！！」



ICPOの銭形警部の声が聞こえる。

しかし、俺ら新人はその色んなことが起きたこの状況についていけず、ただ唖然とその場から動けなかった。


.







.







.
「銭形警部！車のタイヤが全てやられています！」

銭形「なにぃ！？だったら走って追いかけるぞ！！」

「はぃ！？無茶言わないでください！！」


赤井「(ICPOも大変なんだな、、、)」



ICPOの厳しさを知った日でもたった。
.




────────────────────

この時のルパンの愛車、分からないのでカリオストロの時のフィアットにしました。
比較的、身近な、、、

コナンの世界のニューヨークにベンツSSKとかフェラーリ312Bとか走ってんのかな。
めっちゃ目立つやん。

協力者7→←協力者5

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す