検索窓
今日:46 hit、昨日:168 hit、合計:1,194,097 hit

不詳者4 ページ11

.

再びAの方へ向くと、手についた砂をパンパンと払いながら真顔でこちらへと歩いてくる。
その姿に顔がひきつった。
こんなの当たり前、みたいな雰囲気だ。

さっきポカンと尻餅ついていた時、なんだ普通の女の子だと思ったが、全然そんなことない!

自信があったんだ。すぐに追いかけなくても、犯人の足を止める方法が。(一歩間違えれば息の根も止めかねない)

ま、まあ、とにかくカバンを渡そうと思い、
カバンを持ち歩いてくるAの方へと俺も向かう。


服部「さっき、大丈夫か?A、、、ほれカバン」


『、、、ありがとうございます。わざわざ追いかけてくれて、、、あなたのお名前は?』


服部「そんなのお安い御用や。俺は西の高校生探偵、服部平次や。よろしゅう」


握手のつもりで手を出すがその手は握られず、

『、、、よろしく。
そんなことより、服部平次君



.







.








.


.




どうして私の名前を知っているのかな??』


.

服部「あ、しもうた」


そういえばーさっきから普通に下の名前で呼んでいたような、、、

.


.




────────────────
────────────
────────

.

『へ〜新一が、、、(あの野郎)』


服部「そ、そうや!」


誤魔化せれるわけもなく、素直に工藤から聞いたとAに話した。
黒いオーラが出ていたのか気にしないでおこう。

.

『東西の高校生探偵ってもっとバチバチな険悪な関係だと思っていたけど、結構仲いいんだね。』


服部「ライバルには変わりあらへんがな」


近くのベンチに座って二人で談話中。
話を聞くに、Aも工藤が幼児化している事も知っているみたいだし、今回の事も少しは知っているようだった。

.


『あ、それよりさっきはごめんね。せっかく追いかけたのに結局私が仕留めちゃって』


服部「(仕留めるって、、汗)、、ああ、あんなん別に気にしなくてかまへん。それよりごっつ速いなAの投球!」


『ああ、あれは、完全に頭キレて気持ちに従って投げただけだよ〜』


服部「へ、へぇ、、、
(怒らしちゃあいけんタイプやわ)」





瞬時に理解した。
Aは怒らせてはいけない。
.




.




.



.




服部「工藤、、、」


コナ「なんだよ、帰って早々電話なんかしてきて、、、」


服部「Aは怒らせちゃあかんぞ」


コナ「は?A、、?なんで、、」


服部「後頭部には気ぃつけや」


コナ「は?後頭部?」




こんな会話、本人は知らない。

不詳者5→←不詳者3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (431 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1211人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

235711(プロフ) - にわなずなさん» ご指摘ありがとうございます! (2018年10月12日 23時) (レス) id: e932b9528c (このIDを非表示/違反報告)
にわなずな(プロフ) - 協力者9再開ではなく再会 (2018年10月1日 20時) (レス) id: 895a4f49cb (このIDを非表示/違反報告)
にわなずな(プロフ) - 協力者6 招待ではなく正体 (2018年10月1日 20時) (レス) id: 895a4f49cb (このIDを非表示/違反報告)
天照月夜(プロフ) - 主さんの書く夢主めっちゃ可愛いです!バイクの時(とかパーティーの内容に)キュンキュンしてました!ぜひこういうイタズラ系、これからも乗せてって欲しいです(*'v'*)ファンになりました! (2018年1月28日 23時) (レス) id: d4fab0f3f8 (このIDを非表示/違反報告)
銀狼(プロフ) - とても素晴らしい作品ですね!これからも更新頑張ってください!応援してます! (2018年1月16日 20時) (レス) id: 59f45044d5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:235711 | 作成日時:2017年11月19日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。